恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密
現代によみがえるイエスの奇跡
不思議なことが起きだしたのは、四十歳の頃でした。
昭和四十年代後半から昭和五十年代にかけて、
医者に見放された人、捻挫で足が腫れ上がって歩けない人、
腰痛で見動きもできない人、骨折した人などが
次々に治り、さらに癌が治った人まで、あらゆる人が癒されていきました。
今日までに国内だけでなく、ドイツ、イギリス、イタリア、フランス、
オーストリア、スイス、オランダ、ポーランド、オーストラリア、
ニュージランド、インド、タイ、台湾、中国、香港、韓国、ヨルダン、
イスラエル、エジプト、カナダ、アメリカ、ギリシャなど海外各地を回り、
たくさんの人々への奉仕をさせていただきましたが、その間に自分でも
驚くような神癒による奇跡を見せていただきました。
目の見えない人が目を開き、もの言えぬ人が言葉を語り、
足の立たぬ人が立ち上がって歩き、また死せる人が生き返る。
まさに聖書の中でイエス・キリストが行ったと言われる癒しの奇跡は
現実であったということを実感しました。
そればかりか、癌の方でも私と何度か逢ううちに、
病院で検査したらいつのまにか癌が消えてしまい、
ご本人もお医者さんもびっくりされたという事例、
また癌を病みながらも一切の苦痛や恐怖を知らず、
感謝のうちにこの世を去っていくというケースなど、
現実に起きている事柄を挙げたら枚挙にいとまがありません。
こうした心身の癒し奇跡も含めた、不思議な事や考えられない出来事の数々を
体験させられてきた人間も、現在の世界にはそんなにおられないと思います。
しかし、別に自分のことをみなさんとは違う特別な人間と思ったことは一度もありません。
むしろ、こういう出来事に遭遇するごとに、だんだんと謙虚の大切さが身にしみてきます。
というのも、己れ以外の偉大な神の力というものを思い知っているからです。
神とはコズミックパワーあるいは大宇宙大自然をつかさどる力と言ってもいいでしょう。
とにかく私たちの生命を生かしてくださっている力を本書では神と呼ばせていただいています。
癒しの出来事を前にして、人々は目をみはり、感嘆の溜息をもらします。
呆然自失する方々もあります。
一同感涙にむせぶ場面がよくあります。
このような出来事は常に見せていただきますが、
ただの一度も治したと言ったことも思ったこともありません。
それを為したのはけっして自分自身の力にはあらず、
父なる神の偉大なる御業であるということを誰よりもよく承知しています。
~ 感謝・合掌 ~