恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密
奇跡の真の目的――地球の波動の次元上昇する
二十一世紀に向けて
正しい教えを実践した時には、必ず文証 理証 現象が望むことなしに
現れてきます。
文字としての証明、理論的証明、そして目に見える形として起きる出来事の
上の証明です。
これは自分が望む望まないに関係ありません。
正しい法の実践にはこれはつきものです。
ついて回ってくるのです。
言ってみれば、副産物です。
そうして現わしていただく現証は、大宇宙・大自然・大神霊の御業であると
思います。
では、これにはどんな目的があるのでしょう。
神の癒しである神癒を説明します。
神癒の本当の目的をお伝えするのに、
しばしば用いるのは漁で使う投網のたとえです。
神様が気に入った人を使って放つ投網とは、
現世的なご利益を方便として人々を真理に導こうとするための道具です。
たとえば貧乏から救われたとか、病気が治ったとか、商売がうまくいったとか、
良縁に恵まれたとか、そういうことが所謂この世的なご利益です。
これらを励みとし、神仏への感謝の心に目覚め、
また自らの心の過ちに気付いてそれらが生活を改めるきっかけとなることが、
実は神様の意図であり、神のお計らいであります。
しかし、この投網に残る大きな魚が、
そこから漏れてしまう雑魚よりも圧倒的に少ないうちは、
この世は心では幸せを求めつつも、
まだ幸せになりたくない方が大部分だというとになってしまいます。
これは、幸せになる秘訣がわかっていないのと、わかろうとする人がいないからです。
ところで、幸せの秘訣となんでしょう。
それは大自然の法則、神の法則から外れた分だけ不幸の大きさが増すということを
知らない自分の心こそがすべての原因である、という真理を理解し、
自らの心がこの神の法則から外れないように絶えず努めることにあります。
私たちの存在の本質は、完全なる神様から分かれた命であり、
霊(神の分け御霊)であり、明るく素直な善なる心であり、
すべてを可能にする能力であり、無限の可能性を信ずる心です。
~ 感謝・合掌 ~