ダイハチ建築骨組み模型

木造建築の美しくて繊細な骨組みの状態を模型にしてみました。

昔話⑤  試験

2025-01-08 06:19:14 | 日記
試験です。
その日は少し雪がチラついていました。
準備は整っています。
最初は図面を書くところから始まります。
小さな部屋で10数名が座り込んで準備します。
あっ!しまった!!紙を押さえるテープを忘れていた。
整ってねえじゃん。
紙が勝手に丸まってしまいシッカリ書けない。
困っていると隣の人がテープをくれました。
「ありがとうございます」そう言って直に固定。
テープを返して再びお礼。
付いている!この流れで乗り切ってやる。
「それでは始めてください」
一斉にスタートです。
1時間で書きあがり提出して確認してもらいます。
OKを貰い図面をもって作業場に移動。
既に3人ほど作業をしていました。
木造り→墨付け→刻み→組み立てになります。
【木造り】
材料は1ミリ大きくなっているので削って大きさをそろえます。
「シューーーーー」マイペースに削っていると隣の人が遅れて入ってきました。
その人が材料を削り台の上に置くと凄い勢いで「シュー、シュー、シュー、シュー」
えっ!そこまでやらないと間に合わない?
私も「シュー、シュー、シュー、シュー」
寒い中Tシャツ一枚になってやりました。もう乱されています。
~お昼休憩~
【墨付け】
触れ垂木の小口を図面の小口にあてがい墨をします。
その墨に合わせて削っていきます。
【刻み】ほぞ穴を掘るのに必要なキリを現場監督(高橋)さんが借してくれました。
使っている間ずっと高橋さんの顔を思い出していました。
緊張感の中、『ほっこり』した時間帯でした。もっと掘るものがあればよかったのに。
【組み立て】
出来た部材を組み立てます。固定する釘は打ち込まずに浮かしておきます。
後で検査員が釘を抜いて部材を検査するためです。
制限時間15分前で終わりました。
出来た作品は別室に持っていかれます。
時間を過ぎると減点されていきます。
帰りの車から検査員らしき2人がノートを持ちながら検査しているのが見えました。
作品は5点程並んでいたと思います。
後は全員減点対象者ですね〜。
後日、合格通知が来ました。

資格証の顔は30代で「今と全然違う」と子供が言うから載せてみました。

同じような資格証で40代の顔がありました。
今と少し似てるのでサングラスを付けます。
この頃はまだハゲると思っていませんでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昔話④ 絶対モノにして帰る。 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事