ダイハチ建築骨組み模型

木造建築の美しくて繊細な骨組みの状態を模型にしてみました。

築35年重量鉄骨一階リフォーム工事

2018-04-24 05:57:40 | インポート


割烹料理店からのリフォームです。



工事の前に井戸のお清めが必要です。
すべての都道府県に設置してある神社庁をお勧めしました。親切丁寧に対応してくれます。


表のシャッターの中柱は捨ててしまったらしい。
準防火地域でもあるので必要なものですから手配します。
「使ったことが無いし、この先も・・・」私もそう思います。




解体終了。
天井高は現状高より高くできません。二階の配水管が邪魔で下がり天井を作ることになります。
図面通りにキッチンが収まりません。


新設する配水管の勾配から床高はタイル(土間)から110ミリ程度。天井高は2375ミリです。
従来の床組みでは手間がかかり、数年後床鳴りすることがあります。最近はフリーフロアーを使った施工方法がありますが、思うところがあり使いませんでした。


キッチンの向きを逆にして右側に冷蔵庫を持ってきます。


変更したキッチンフードの上にエイチ鋼材が入ってました!
レンジとフードの距離が800ミリ。フード幅が900ミリ。フード上の幕板が24ミリ。
排気ダクトがギリギリ通り、下がり天井が干渉しない場所でキッチンの設置寸法を出します。


玄関サッシ・窓サッシ取替え。
外壁は既設のまま。余分な木材は打ち足せません。おのずと小さめのサッシは発注できません。
玄関サッシは引き戸で、敷居下の金物をコンクリートで固定しないと反り上がったりして建具がスムーズに走りません。土間のタイルは既設のままです。今日中にサッシの取り付けを完了させないと用心が悪くて帰れません。
この現場の最大の難関です。眠れない日が続きました。


土間入り口の垂れ壁はそのまま。寝室のダブルベッドの幅が1400ミリなので1900ミリ確保。下駄箱の上に目隠し。玄関サッシ色グリーン。クロスは小さな葉っぱのアクセント入り。


床工事が終わったら壁工事です。
キッチンの開閉壁を取り付けました。これは敷居が無くて床から飛び出すマグネットが振れ止めになります。

玄関先・寝室の写真です。


大きな仕事は寝室の三本引き戸ぐらいですね。


三本引きの幅は2000ミリにしました。


八割がた仕上がりました。


下駄箱(ローユニット)・目隠し(ロールバー)工事です。
窓の高さが785ミリ下駄箱の高さが850ミリです。壁に寄せると窓より上がってしまうので壁から離しました。

「それはおかしい」「壁にくっつけて」!!

下駄箱の台座を撤去して直接床に設置しました。台座の高さは70ミリ。5ミリの差が窓枠の面落ちにピッタリです。
キッチン設置完了。後はクロス工事だけです。


クロスが終わり大掃除です。キッチンは下がり天井があったので廻り子は付けませんでした。

玄関先

無事にお引渡しです。

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