・セリ科Apiaceae せりか
植物界Plantae、被子植物門Magnoliophyta、真正双子葉類Eudicots、コア真正双子葉類Core eudicots、キク類Asterids、キキョウ類Campanulids、セリ目Apiales(セリ科、ウコギ科など)にAPG IIIの分類としている。北半球温帯を中心に、ほぼ世界全域 に分布、大部分は草本、しばしば茎は太く 木質化するのもある。根は直根、葉は互生、多くは葉に細かい切れ込みがある。芳香があり、ハーブ、野菜、香辛料として用いる種が多く、特徴的な散形、傘形花序(さんけいかじょ)をつけ、世界でおよそ400属3700種、日本には約30属80種 が自生する。
野菜、山菜として明日葉、アニス、キンサイ、セリ、セルリアック、セロリ、人参、パセリ(オランダゼリ)、チャービル(ういきょうぜり)、ハマボウフウ、三つ葉、ヤブニンジン、ウマノミツバ(オニミツバ)、セントウソウ、シシウド、ダケゼリ、ヤマゼリがある。香辛料、ハーブとしてアニス、ディル、アンジエリカ、キャラウェイ(ヒメウィキョウ)、クミン、コエンドロ(コリアンダー・中国パセリ)、スイートシサリー、ファンネル(ウィキョウ)が、食用としているものとしてあげられる。セリ科の植物によって含む成分に違いがあるが、フタリドPhthalide、ピラジンを多く含み他にピネンがセリ、🥕人参、パセリに多く、他にも微量ながら含む。特徴的精油成分としてミリスチンMyristin、カンフェンCamphene、カルボンCarvone(ディル、キャラウェイ)、リナロールLinalool(コリアンダー)、アネトールAnethole(ウィキョウ)などがある。
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