駅旅写真家・コシノブユキの駅旅日記

沿線住民の思いを乗せ

ようやく冬らしい気候になったこの日は、取材で群馬へ出かけていた。その帰り、まだ未訪のわたらせ渓谷鐵道各駅をまわろうと桐生へ向かった。
桐生の次の下新田から順番に駅を廻っていると、途中、大間々駅の駅舎にイルミネーションの装飾があった。駅で資料を探すと、鉄道存続のためのPRを狙ったイベントで、沿線の何カ所かの駅で同じ様な飾りつけをしているとのこと。しかも、明日(2月25日)まで。
わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市と足尾鉱毒事件のあった栃木県日光市(旧足尾町)を結ぶ第3セクターの鉄道。元は、国鉄足尾線である。赤字路線として廃線の危機にあったが、地元自治体に支援によって、かろうじて今日まで存続している。だが、その経営は厳しく、開業当初から赤字が続いている。
このイルミネーションは、鉄道の存続を一般の人に広く知ってもらうために、有志を募って行っているという。その美しさは、鉄道を愛する沿線住民の思いでもある。そんな思いを偲びながら、シャッターを切った。
わたらせ渓谷鐵道には久しく乗っていない。近々、列車に乗り水沼駅の温泉にでも行こうと思う。


   
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