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空色パンデミック 3

2010-09-09 23:40:02 | 本・ゲーム
ファミ通文庫「空色パンデミック 3」読み読み。
8月中に読み終わっていたのでした。

結論から言えば、やはり「空想オチ」であった!!

いやまぁ、この作品の内容上、シリーズを続けていくならそれしかないのよな…
問題はオチが決まってしまっている以上、どうやってそこまでたどり着かせるか、ではないだろーか。
同じオチは2回目までは通用すれども、3回目となると難しい。

そこで今回、筆者はどう工夫したかというと、

1段階目:主人公の仲西景というのは、実は自己完結型の10歳の少年がなりきっていたキャラだった!

マジか…仲西景が空想で生まれた人格だったなんて…本当の主人公ガキンチョかよ…

2段階目:1段階目のはウソで、実はそれは2巻目の戦いの最後にジャスティスが死ぬ間際にかけた聖法によって見ていた夢みたいなものだった!

マジか…つか2巻の内容まだ続いてたのか…つまりこの後フリーダムとの対決が…

3段階目:フリーダムはデスティニーに倒されており、代わりにデスティニーと戦ったピエロ・ザ・リッパーは、見事勝利、そして空想は完結した。そう、すべては自己完結型空想病を患う仲西景が発作を起こしていただけだった!

な、なんだってー!?∑(・ω・ノ)ノ
結衣も、青井も、森崎もいない…そう、1巻の内容からすべては、景の空想の内容だったのだ!

4段階目:はい、実は結衣さんの発作に巻き込まれていただけでした☆ ←いつものオチ

おいぃっ!!
散々振り回しやがってからにw

…とまぁ、同じオチを3回目に適用しようとすると、ここまでやらないといけないんですね( ・ω・)
ただ今回は景がアメリカの研究所の所長を怒らせてしまったのが発端だったので自業自得とゆーかw

いやはや、しかしほんと著者の腕とセンスが問われますな…
内容にどんどん入り込んで読むボクとしてはなかなか楽しかったです。

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