-196℃の部屋

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活性酸素とか超臨界流体とか( ・ω・)

2010-09-03 22:43:53 | 雑談
しゅーちゅーこうぎふらいでー\(`・ω・´)/

というわけで、集中講義、始まりました(冷し中華、始めました的な感じで)
今週は物理化学、来週は有機化学のターンです。
朝9時半から始まり、お昼休みを挟んで午後4時くらいまで講義講義、また講義!
研究室のリベラルな生活な慣れると、拘束されて受身にまわるのはしんどいですね。


内容はというと、昨日と来週の月曜は「活性酸素」についてのお話、今日と明日は「ゆらぎ」についてです。
活性酸素ってのは“オーツーマイナス”とか“オーツープラス”とか“オーエッチラジカル”とか、要は反応性の高い酸素のこと。
ボクらの身の周りでも、身の内でもいたるところに存在してるやつらです。
例えば皆さんのよく知るビタミンCやビタミンEなんかは抗酸化作用があるなんて聞きますけど、つまりは生体内に発生する活性酸素を自ら犠牲となって打ち消してくれる頼もしいやつらですね。
少し覚えてる部分で復習をば。

●ビタミンE
長いアルキル鎖を持っているために脂溶性に富むビタミン。構造はすごく単純に言えばフェノール。フェノール性水酸基がフェノキシラジカルに酸化されることで活性酸素を打ち消す。ちなみに、フェノール性水酸基の両脇にあるメチル基のおかげで、フェノキシラジカルは安定化される。

●ビタミンC
水溶性ビタミン。L-アスコルビン酸。構造はすごく単純に言えばラクトン。抗酸化作用もあるし、体内でのアミノ酸の合成に使われたりする。また、Hを酸化されたビタミンDに与えることでビタミンDを復活させることもできるやつ。じゃあその後自分は? というと、水溶性なので腎臓から排出されるのであった。

●ビタミンD
脂溶性ビタミン。D1、D2、D3とかがある。お日様の光に当たっていっぱい合成してね!>ω<

まぁ、そんなところです(最後適当杉

で、今日は「ゆらぎ」
ゆらぎって何ぞというと「平均からのズレ」のことらしい。
その後、あれこれ話を聞いたけど、気づいたら夢と現実の境界が曖昧になって…

そう、曖昧と言えば、生で超臨界流体見ますた( ・ω・)

超臨界流体と言うのは!
……こういうのだ! →超臨界流体(Wikipedia)
まぁつまり、ある物質をどんどん加熱して圧力を上げていくと、ある点(臨界点)で液相と気相の境界がなくなって、特別な挙動を示す状態になるんですね。その状態が「超臨界流体」というのである、と。

やぁ、実際に見てみると面白いですよ。
今回は液体二酸化炭素から超臨界流体を作っていたけど、なんか不思議な感じですね。
はじめは二酸化炭素の液相と気相は当然のことながらはっきりと見えていたのだけど、最終的にはその境界が消えて全体が「もやもやした空間」になった感じですね。
これの用途とかは…各々Wikipediaとかを参照しておくように!

ついでに、もし小学生や中学生な人が見てたら。
「液体二酸化炭素」ってのに疑問を抱かないでくださいね?
確かに二酸化炭素と言えば無色無臭の気体か、白色固体なドライアイスを思い浮かべるだろうけど、二酸化炭素だってちゃんと液体になりますからね。
常温ならドライアイスはもくもくしていきなり気体になる…つまり昇華してしまうわけだけど、そのドライアイスを例えば丈夫な試験管に入れて、上からピストンとかで圧力をぎゅうぎゅうとかけてあげれば、ぶくぶくしながら液体になりますから!

集中講義は明日も続く。
…実験すすまねー…

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