前回の記事でRADOのSapphire Horse(サファイアホース)という腕時計について少し記載しました。
RADOはいいぞ〜(・∀・)
さてこのSapphire Horseですが、ネットで調べても全然情報が出てこない。
しかしすごく気になるということで、思い切ってRADOの公式にお問い合わせフォームから問い合わせてみました。
と、ここで唐突にHorseシリーズについて少し語りたいと思います。
RADOは1958年に日本で初のコレクション“Golden Horse”を発売しました。
特徴は盤面にあるクルクル回る赤い錨のマークと向かい合った2匹の金色のタツノオトシゴです。
その後、このタツノオトシゴが緑色になったGreen Horseと紫色のPurple Horseが販売されました。
この3つを指してHorseシリーズと呼ばれたりしています。
<Golden Horse>
・Horseシリーズの原点で最も多くの種類が販売されていた。
・度々復刻版が発売されいる。最近も2020年に限定モデルが出ている。
・25石、30石、57石のタイプがあり、中でも57石は1957年にコレクションとして出来たことが記念で作られたもので、復刻もしないなかなかの希少品。
<Green Horse>
・Golden Horseよりも生産数が少ない希少品。
・復刻はされていない。
<Purple Horse>
・Green Horseと同じくGolden Horseよりも生産数の少ない希少品。
・2000年代に一度復刻しているらしいけど、それもあまり見かけない。
という感じです。
これらのHorseシリーズについてはRADOのヴィンテージ時計界では割と有名で、調べれば時計職人や販売している方が話題にしたりしています。
ちなみにSilver Horseというのもあるみたいですが、これはこれでかなり話題がなくてわからないので割愛します(
さて本題のSapphire Horse
これはHorse三兄弟に対してどういう立ち位置のものなのか。
ここで余談ですが、RADOのお問い合わせフォームから送ったものはRADOの日本支部的なところに送られると勝手に思い込んでめっちゃ日本語で書いて送ったのですが、返信はめっちゃ英語で返ってきました。
そう、だよね……普通はスイスの本部に行くよね……英語で送るべきだった(/ω\)
とりあえずメール本文は載せない方が無難かと思うので載せません。
まず、送って2日後くらいに帰ってきたのは、
「RADOのヴィンテージ時計の専門家にメール転送しました。来週くらいに彼から返事が行くと思います」
というもの。
そして本日、その専門家の方から返事が来ました!
ドキドキ(・ω・*)
<返信内容の概要>
・あなたのRADOウォッチ(Sapphire Horse)のリファレンスナンバーを我々の記録でチェックしました。
・残念なことに、何も情報が見つけられませんでした。
・あなたが送ってくれた写真から見るに、おそらくGolden HorseやPurple Horseと同じくらいの時期に製造されたもの(1960年代)だと思います。
・我々(RADO)はそのような時計を所有していないので、博物館のためにあなたからそれを購入するのも面白いかもしれない(購入することに興味がある)
・あなたがその時計を我々に売ることに興味があるなら、我々に知らせてください。
な、なんやて……!?(`・д・´;;)
製造メーカーに情報がない、だと……
ちなみに回答をくれたのはCoordinator Museumの肩書を持つ方。
RADOの博物館の人ですかね。
確かにヴィンテージ時計のプロでしょう。
製造メーカーで情報がないということは、普通に考えたら「RADOが作ったものではなく、巧妙な偽物だった」という感じになりそうですが……
しかし、RADOが「博物館に置きたいから買い取ってもいいぞ! その気があるなら連絡くれ!」と言ってくるくらいなので、送った写真を見る限りではやはりRADO正規品ということなんでしょうね。
まさか謎の博物館級アイテムを手に入れてしまうとは思わなんだ…
それに、ネットで調べると過去に違うデザインのSapphire Horseがネットオークションにかけられた名残があったりするんですよね。
この回答のおかけでまた謎が深まってしまいました。
てかこれじゃネットでいくら探したって情報なんて出てこないですわな…
とりあえずレアだからというのもあるけど、単純にデザインが気に入っているから今のところは手放すつもりはないわけですが、返信ありがとうのメールを送っておこうと思います。
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