-196℃の部屋

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月光

2010-09-16 00:00:48 | 本・ゲーム
電撃文庫「月光」読み読み。

このヒロイン、悪魔や…小悪魔ちゃう…悪魔や…(CV:明石屋さんま

空から降る一億の星、なつかしいですね( ・ω・)

さておき、これはなんてジャンルなんだろか。ラブ・ミステリ?
なんというかこう、とにかく読後は「なにこの子こわい…」の一言ですね。
一見、理性的に考えて動いている主人公も、実は彼女の手の上で踊らされていたのよ!

いつから?
最初から!

「私に思い通りにならないことなんてなかった」とか、まるで清隆にーちゃんみたいなことを…
そんなおっかないヒロインさんですが、それでも惹かれますなぁ。
てかこんなに一途とかパナイ…
こわいけど、こんなおにゃのこになら掌の上で踊らされてもいいわ…とか思っちゃったりなんちゃったり…くっ… ←ちょっと悔しい

ときに、作中で「完全犯罪」なんて単語が出てきたきだけど、この単語を聞くと思い出すのが「プロバビリティ犯罪」というものですね。
この単語が出てきたのは小説版スパイラルだったか。
ある人物を殺そうとするときに、殺人トラップを仕掛けるのです。
このトラップは事故に見せかけて殺すようなもの、事故死のきっかけになるようなもの。
そして、そのトラップはすぐに発動しなくても構わない。
同じようにトラップをいろんなところにそれとなく設置しておきます。
どれだけ時間がかかっても構わない、仕掛けたトラップのうち1つでも当たればいい。

これの恐いところは、仕掛けた人が死んだ後でも当然トラップが生き残ってるところなのよ。
なので仕掛けた本人が死んだ数年後に、トラップが発動して狙った人が死ぬこともあるわけで。
トラップ自体もあくまで「きっかけ」なので、調べてもわからない。
これってもう「完全犯罪」ですよね。
いや、こんな悠長な殺人を仕掛けるなんて、動機や犯人の心情面がかなりカオスじゃないとできないだろうけど。

――なんてことをこれ読みながら思い出したりしてますた。
作中にはまったく関係ない話です。

とにかく、読み進むにつれてドキドキして、個人的には好みな内容でした。

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