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六畳間の侵略者!?

2009-03-07 22:26:27 | 本・ゲーム
帰省中に読んだやつです。
HJ文庫「六畳間の侵略者!?」読み読み。

内容は、主人公が住み始めることになった家賃月5000円で六畳ワンルームキッチンバストイレ付きの部屋に、これをそれぞれある理由から奪おうとする幽霊、魔法少女、地底人、異星人(皆女性)が現れて激しい戦いが巻き起こるというバトルラブコメ。
上の4人に加えて、主人公の部活の先輩と大家さんも女性なので、計6人のヒロイン(候補)が登場する。

1巻で一気に6人も登場させるので、この巻はほとんどキャラ立たせで終わっているけれど、個人的にはなかなか好感触。
設定が面白いなぁ。
普通の高校生、幽霊、魔法少女、地底人、異星人と、話の規模を大きく出来そうな要素を持った設定のキャラが集中してるのに、やることと言えば「地球にあるアパートの部屋を奪うこと」という随分小規模な争いに収めているのがw

因みにそれぞれの理由は
・主人公:法的に契約しているので実質的な主。高校に通う間、一人暮らししなければならず、家賃月5000円は魅力的。
・幽霊少女:昔からこの部屋に住んでいるから。追い出されたくない。
・魔法少女:曰く、この部屋には魔法の力が溢れていて、それを狙ってくる悪いやつがいずれ現れて、危ないから出て行って欲しい。
・地底人の女性:この部屋の位置は昔、祖先の霊を祭る祭壇があった場所で、それを再建したいから。なお、再建の暁にはかつて自分達を地底に追いやった人間たちに復讐するため、地上侵略する。
・異星人少女:実は姫様で、時期皇帝としての器を試すための試練として出されたのが、この部屋の制圧だったから。因みにコンピューターによって全宇宙からランダムに選び出されて当たった。

という感じ。
主人公と幽霊はまだわかるけど、魔法少女、地底人、異星人はすごい理由だw
そしてこれら5人が素手やビーム兵器やポルターガイストなんかで戦うわけですよ。
しかしやはり最強なのは……

それにしても読んでいて一番思ったのは、魔法少女の扱いがあんまりにもあんまりすぎること。
誰も魔法少女と認めてくれず、ただのイタイコスプレ少女扱いで、話すら聞いてもらない。挙句、魔法を実際に見せても信じてもらえないのだから、もう読んでるほうとしてはかわいそ過ぎて涙が出てくるw
でも影で一番がんばってるんです! 激しい戦闘で部屋が修復不能なほど大破しないように魔法かけて守ったりしてくれてたんです!
ボクは一番応援したいと思うよ!
ラブコメと言ったけど、現状一番その要素が強いのは部活の先輩か。
主人公唯一の癒しです。

次からは学校でもなんかありそう。
早く読みたいぜ。

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