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断章のグリムⅩⅡ しあわせな王子・上

2010-05-11 23:50:47 | 本・ゲーム
あめふりちゅーずでー\(´・ω・`)/

暑くなったり寒くなったり、最近の気温はなんやねん(´・ω・)

さておき、電撃文庫「断章のグリムⅩⅡ しあわせな王子・上」読み読み。
今月発売の新刊です。

今回のモチーフ童話はオスカー・ワイルド著の「しあわせな王子」
グリム童話じゃないね!(ぉ
ボク自身はこのタイトルを聞いたときにピンと来なかったんだけど、内容を読んだら思い出しました。
キーワードはツバメ、金箔で覆われた王子の像、ですね。
要約すると、高台に立ってる金ピカの王子の像が、偶然町にやってきたツバメを遣いパシリにして、貧しい人の所へ、自分の目に使われてるサファイアや持ってる剣に嵌め込まれてるルビー、体を覆ってる金箔を届けてきてくれと頼み、いつしかツバメはそんな王子の像にほれ込んで、失った王子の目の代わりにいろんなものを見てきて町の様子を伝えるけど、最後は冬になり、ツバメは凍死、王子の像も人々から「みすぼらしいから撤去すんべ」と言われて解体されるという、ある意味バッドエンドなお話ですね。
ただ、この後、いきなり神様が出てきて「この世で最も尊いものを2つ持って来い」と天使に言い、天使はツバメの死体と、解体時にどうしても溶けなかったから捨てられた王子の像の鉛の心臓を持ってきて、天国で永遠に暮らせるようにしたと、ハッピーエンドに取れなくもない終わり方をしています。(でも全体的にはバッドエンドチックな感じがするけど)

ボクはこの話、「しあわせな王子」ではなくて「ツバメと王子」というタイトルで記憶してたから最初にピンと来なかったんですね( ・ω・)

で、断章のグリムとしてはどういう話かというと、軸になっているのは“葬儀屋”さんです。
なんたって、全開のいばら姫で死んだと思った可奈子さんが、何故か生きていて、というか葬儀屋さんの断章で生き返った人にあらざるものでした! なんてことがわかっちゃったんだしねぃ…
さらに、蒼井くんの断章も表層意識に上り始めて、不安定な感じになっちゃってきてるということで、今までとは違うことになるのかな、と。
まぁそれは下巻のお楽しみですね。

…今回も雪野さんのツンデレっぷりがおいしかったです(´ω`) (ぉ

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