だいぶネタも尽きて…消化してきたゴムの記事関連ですが、今回は未加硫ゴムの写真でも載せてみます。
今まで画像は出してこなかったのですが、たまたま撮っていたものがありました。
これは防着剤のついていないラボレベルの大きさの未加硫ゴム生地。
これは素人目で見てもダメだとわかるやつ。ボロボロ(´・ω・`)
これも未加硫ゴム生地ですが、リボンと呼ぶ細長いシートにしたものです。
今まで画像は出してこなかったのですが、たまたま撮っていたものがありました。
これは長いシート状に圧延加工された未加硫ゴムの生地です。
カーボンブラックを配合しているのでCMB(カーボンマスターバッチ)なんて呼んだりもしますね。これで重量的には100kg弱くらいだったような。
めっちゃ白い粉が付いているじゃないか…と思うかもしれませんが、これはゴムが圧着するのを防ぐための防着剤です。
白い粉の正体は炭酸カルシウムかタルクがほとんどですね。
正直これは付け過ぎ感があって、お客さんによっては使うときに粉がパラパラ落ちてライン周りが汚れる! と苦情言われることもあります(´・ω・`)
なので、会社によっては界面活性剤だけを塗布するなんてところもあるのですが、粉ものが入ってないと防着性能ってイマイチな場合が多いです。
特に今のような外気温の高い夏場では、ゴム生地の自重で底の方が圧着するなんてザラにあります。
この写真くらい付いているくらいがちょうどいいまでありますね。
大体1パレットに400kgぐらいは乗せたりするので、下の方の生地にかかる荷重は相当なものですし、これくらいでもくっついたりします。
まぁでも、ライン周り汚れても気にしないお客さんからは割と評判良かったです。
これは防着剤のついていないラボレベルの大きさの未加硫ゴム生地。
あまり生地の肌はよろしくないですね。
ギリギリ許容できるくらいの感じです。
これは素人目で見てもダメだとわかるやつ。ボロボロ(´・ω・`)
こんな配合を工場に持っていって「量産して!」なんて言ったら「一昨日来やがれ」と拒否されますね。
これも未加硫ゴム生地ですが、リボンと呼ぶ細長いシートにしたものです。
主にゴムの押出機やインジェクション成型機に投入するときなんかに使われる形状です。
みっしりと詰まってますが、最初の写真に比べるとあまり白くないですね。
実は割とくっついています。
リボンがくっついていると引っ張っている途中で切れてしまったりするので特に気をつけないといけません。
以上、写真集でした(-ω-)
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