青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

読書感想「慟哭」★★☆☆☆

2016年11月29日 | ほん
『慟哭』
著:貫井徳郎





(ネタバレあります!未読の方は要注意!)


知り合いのTwitterでお薦めの本。
たまたま夫の本棚にあったので広げてみました。

衝撃の結末!みたいな売り文句だったようですが、
『イニシエーション・ラブ』を読んでいると
なんとなくからくりは見えてしまう。


一見、ひと連なりの連続殺人の捜査側と犯人側それぞれの視点から描いているようで、
実は犯人が異なる2つの連続殺人事件を交互に描き、
さらに後に起こる事件の犯人は先に起こった事件の捜査を担当した刑事。
という仕掛け。

同時進行と言いつつ、後半の事件が発生するまで間があるので
ちょっと違和感があるかな~。
事件を起こしながら「自分がこんなことを始めたのは・・」と
語るのがよかったかも。


結局、(前半の)連続少女殺害事件の犯人はわからず。
これが佐伯(松本)のむなしさを増幅させています。

うーん、ミステリーとしてはいまいち。
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