青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

ドラマ鑑賞記録「監獄のお姫さま 最終回」★★★★☆

2017年12月19日 | てれび
「どのおばさんも、みんな誰かの姫なんだよ」by長谷川

『監獄のお姫さま』
2017年10月~・TBS

今季、終わってしまって最も悲しいドラマ。
最後まで、というか最後に向かって面白くなっていった。

真犯人とか、事件の真相とかは
あまりびっくりするようなこともなかったけど、
最後はおばさん達の勝利で終わってすっきり。


裁判の後半から気になっていたのは、
馬場かよさんと検事さんの恋の行方と
勇介はどうなるのか?ということ。
しかし自由な法廷だったな。

序盤でただのネタとしてあると思っていた
吾郎の乳首いじりも、姫の爆笑の理由になっていたり、
坂上忍と大竹しのぶのくだりも伏線だったり、
吾郎の「それじゃダメなんだ!」のセリフもつながったし、
最終回に馬場かよ収監のときの親子も出てきたし、
脚本に無駄がない。


勇介と姫の再会は嬉しかったけど悲しさもあった。
勇介はもちろん姫のことを覚えていないし、
勇介が姫と暮らし始めて、
母子になっていけばめでたしではなく、
これまで育ててきてくれた晴海の悲しさも考えてしまって。

法廷では、誰も勇介のことを口にしなかった。
例えば姫が吾郎に向かって、
自分の存在をなかったことにして晴海の子としてしまったことを
責め立てたとしたら、勇介が晴海ではない、
ということが明らかになってしまうから。

みんなの優しさが表れていたね。


姫は
「あなたがこれから味わう苦しみを私達は知っている」
って言っていたけど、あまり苦しんでる描写がなかったからなぁ・・・。
むしろ「刑務所楽しそう」ってなってた。

検事のぶりんは結局なんで迎えに行かなかったのかな?
これは最後までわからなかった。
でも彼は名言放ってましたね。

「いいか?どんなに若くて可愛い子も、いずれはおばさんになる、
でも可愛いおばさんはもうおばさんにならない」
「おばさんたちは姫を救おうとしている。でも俺の姫は馬場カヨだ」
「いや、どのおばさんも、みんな誰かの姫なんだよ」


おばさんに勇気を与えてくれるドラマでした。

職場に押しかけて
「こういうの一番困る」と言われるのぶりん。
学校の周りをうろついて「こういうの一番困る」と
息子に言われる馬場かよと一緒だね。


全話通してもやもやの残らないストーリー展開だったけど、
振り返ってみると、馬場かよ収監直後の
財テクとの対立っていらなかったかも。


DVDプレゼントにも応募したけど、
BD出たら借りよう。
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