青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

映画鑑賞記録「彼らが本気で編むときは、」★★★☆☆

2017年03月17日 | えいが
「やや硬い」byトモ


『彼らが本気で編むときは、』2017年・日本
監督・脚本:荻上直子
出演:生田斗真 桐谷健太 柿原りんか ミムラ 田中美佐子



久し振りの映画部活動(いつもこう言ってるな)。
これまでの荻上監督作品とはだいぶ変化していました。


トモの家は父親がいない。
母も仕事で不在のことが多い。
かと思えば突然男と一緒に何日も家を空けてしまう。

母の弟マキオはリンコという女性と暮らしている。
リンコは元・男性なんだけど、体は完全に女。
トモはリンコの胸の谷間にドキッとしたりする。
つまり、マキオの家には「両親」がそろっている。
トモの家よりも「まとも」かもしれない。


でも世間にはそう見ない人もいるわけで。
カイの母親はリンコのことを「普通じゃない」と言う。
自分の息子も男の子にラブレターを出していたと知ったときの
彼女の動揺をはっきり描いてほしかった。
カイはちゃんとまっすぐ育つだろうか。


トモの母親もリンコにきつい言葉を投げつける。
「母親になれないくせに」と。
でも実際にはその言葉よりも、トモの選択こそが
リンコにその事実を痛感させてしまったのかもしれない。


リンコのお母さんがいいなあ。
子どものすべてを受け入れるって、言うのは簡単だけど。
学ランの男の子にブラジャー買ってあげて
毛糸のおっぱいを編んであげるお母さん、かっこいい。

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