初めてのカウンセリングに行きました。
カウンセラーは女性で、ゆっくり温厚に話し、
僕の話をよく聞いてくれました。
カウンセラーはヤマトドライバーの過酷さや、
従業員に対する会社の対応を知っており、
同情していました。
おそらく他の患者にも似たようなヤマトの人がいたのかもしれないですね。
僕はドライバーの仕事をするようになってから、
仕事中の焦燥感、ネガティブ思考のループ、
帰宅後何も手につかないこと、
入眠障害、興味の消失、過眠、アルコール飲酒の増加、
テレビ・ラジオ・音楽が情報過多で騒音に感じられること、
文字を読むのが辛いこと、
子供と遊んでやれなくなったこと、
外出が嫌いになったこと、
喜怒哀楽がすべて平坦になったこと、
性的欲求がなくなったこと、
始めて誰かに打ち明けることができました。
(というのも嫁は僕の愚痴を聞きたがりません。
あたかも自分が体験しているかのようで気分が悪くなる、というのです。)
その状態をカウンセラーがこう言いました。
僕の心は弱っている、と。
例えるなら心の「バッテリー状態」が健康な人であれば100%の気力を充電できるところ、
ほとんど充電できずに出勤、
休日も気晴らしを行うことでプライベートが充実し、
充電できるはずのものを
それを行えるほど気力が残っておらず、
仕事を続けているため起こっている心理状態なのだということでした。
少しずつなおしていきましょうということでした。
この仕事を続けなければいけないことでストレスは続くわけですし、
話すことで治るとも思っていませんでしたが、
当時僕はわらをもつかむ思いでした。
一番心に残っているのは、
『今は「プーさん」の「何もしないをする」をしてくださいね』
という言葉。
何もしないことをする。
何もしていない・できない休日の自分を思い責めなくていい、ってこと。
今は無意識に心と体がそれを求めているのだからそれをしてください、
ということでした。
その言葉に救われました。
いろいろな思考方法や呼吸法も習いました。
しかしそれから一年後。
あることをきっかけにとうとう「バッテリー切れ」の日が突然やってきました。
そのお話はまた別のエントリーで。