えみくり情報

日常と日記
新刊・既刊通販、問い合わせなどのアクセスは「ブックマーク」からどうぞ

志の輔らくごを今年も大阪で!!

2022-09-03 | 落語
今年もえみこと志の輔さんを聴いてきました
尊い!!

今回も高座がおしゃれで素敵です
そして今回の噺は全部私には初めての奴で
とくに中入り後の唐茄子屋敷談は途中泣いてしまいましたよ
主人公の若旦那に最初はいらいらするんだけど
それがもう大店のだめなボンボンだけどすごく可愛くて
誰もが好きにならずにはいられないというね
そしていつも最後強引にオチに使われる大岡越前
今回は長い噺だったせいか最後もうめちゃくちゃ雑くてそこがすごくよかった
大岡さま、雑い!! 小悪人に容赦ない!! そこがいい!!


このやっつけ感たまらん
1000人入るホールが四日間満員です
さすが志の輔様、一生ついていく!!


今回のてぬぐいもかっこいいです
えみこに買ってもらいました
私は赤、えみこは緑です


よーく見れば干支の動物がきちんとはいってます
蛇ちゃん龍ちゃんがぐるりなの可愛いわ
そして金文字でしのすけらくご、という文字も
柄のように入っていて素敵です

今回は寅くんが前面に出るよう折りたたまれていました
寅年ってのと大阪なので阪神(今回志の輔さんがマクラでちょっと触れてくれた)だからかなと勝手に思ってます

(あと、クラシカロイドのシーズン2ボックスのおまけがタオルだったのですが
ちゃんとベートーヴェン先輩が前面に出るよう折りたたまれていたなーと思い出す。シューベルトすきーとしてはずるい憎いといいつつ愛していましたベートーヴェン先輩ーー)

てぬぐい好きすぎていろんなところで買ってしまい
自重せねばと思うんですが
志の輔さんと吉弥さんのは毎回どうにも素敵なので我慢できず購入してしまいます




そのあとはシチリア料理を食べに行っていっぱい飲んで食べました
まず泡泡ーーー


ところで今回久しぶりに話したりしていて思ったことですが
えみこ山先生はどーしてあんなに甘いのでしょう
何って阪神に対してですよ
あんなにあんなに負けまくってるのに
ちょっと二、三試合調子がいいともうそれだけで
「嬉しい許す」ってなるみたいで
私のように過去のふがいなさとかを思い出したりして罵りません
今を生きるって奴かもしれない

私もききーっと猿のように腹を立てたりするのは正直疲れるので
そろそろ落ち着きたいのですよ
たまたま今日勝てたらそれでいいのだ、と思える菩薩になりたいものですが
負けるとムカつくのですわ

暗黒時代は負けて当たり前だったのに
ここ数年、っていうかわりとずーーーっとAクラスにいたりするでしょ
あんなにあんなに負けてるのに順位表見たら昔の
「一強四弱一番外地」の番外地みたいな下に固定されてることなんて
今ないんですよ
開幕後あんなに負けてるのに気づいたらそーっと浮上したりしてるし
ちゅーとはんぱは体と精神に悪いんです、ききーっ

というわけで落語も野球も楽しいですね
エンタメ生を好きなだけわーわーといっぱい楽しめる時代に戻ってほしいです
戻りつつあるのかな?

柳家三三大阪三年ぶり独演会とベートーヴェン第九と

2022-06-11 | 落語

本当に好き三三さん
稀代の天才だと思います

今回「豊志賀」って噺を初めて聞いたんだけど
私怪談とは思わなくて、途中からゾッとし出してあまりにも面白いんだけど恐ろしくて、なんか全集中で緊張していたらしく終演後ばきばきに筋肉痛みたいな痛みが肩や背中を走ってます

怪談の累が淵ってのの一説らしく、えみこが教えてくれたんだけど歌舞伎とかにもその演目があるそうです。
いや、ほんとに怖かった
話は自体はよくあるものです
貞操観念も高く男嫌いだった年増(39)と、気立てよく働き者の若い好青年(21)(先祖が敵同士らしい)が親子くらい歳離れてるのになんやかんやあっていわゆるそういう関係になるんだけど、そこに若い娘さん(18)が現れ、年増は自己肯定感の低さとその年で初めて知った若い男に対する独占欲とでまだ若い二人に何もないのに関係を疑い嫉妬のあまり鬼みたいになっちゃう、そのうえ病気になって顔半分腫れあがり「年齢はまだしもこの器量になってしまっては、もーこれは絶対私振られるわ、きーっ」となって男や娘さんを憎み恨みながら死んでいく。そして若い男に「おまえが今後娶る女七人までは全員憎み殺したるわ」って怨念残すのです

おーーい

このえげつなさですよ。

それを三三先生の絶妙の語り口で静かにじっくり一時間ほどたっぷり聞かされるのです
じわじわじわじわ気持ち悪いわ怖いわでその結果が筋肉痛ですよ

あー素晴らしかった
そしてこの話はやっぱり年増の豊志賀さんが悪いと思うのです
高齢処女老いらくの恋、で片付けてはならないくらいの怨念です

こちらのサイトに講談としてわりと詳しく出ていました
参照
↑こちらでは豊志賀の年齢37になってる
落語では39でした。
二歳違うと女の崖っぷち度も変わるのかな
あー豊志賀ちゃん、せっかく芸で身を立てられるくらいちゃんとしたしっかりもので、そのうえ美人で申し分のないひとだったのに…


終演後はビール



あと今回三三さんの出囃子が第九でふふっと喜んでたんだけど
今日の高座の二つ目が「大工調べ」ってネタだったのね

大工と第九かけてたんか!!!!
と帰ってから気付く



吉弥さんの独演会と日本酒

2022-05-15 | 落語
吉弥さんの独演会にえみこと行ってきました

吉弥さんは毎年干支にちなんだ創作落語を披露してくれるのですが
今年の寅は。

寅なもんで当然あのわたくしが生涯愛するあのチームがネタでしてね
開幕から負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けまくってるあのチームですよ。

楽しい落語でしたが聞きながら共感性羞恥で死にかけました

あとオリックスから来た西君の素敵なエピソードに震えました
ものすごく私にとっては好きな性格のピッチャーですはい!!!
投手たるものそうでなければ!!!
「野球は一人でもできる」とかつてのたまった江夏投手のエピソードをこよなく愛する私にとって投手の性格は孤高で自分勝手ってのが至高!!  

落語界のあとえみこと久しぶりに飲みに行きました
阪神百貨店地下で開催されてる特設木桶祭りです




日本酒は、ほんっとーーに美味しいなあ!!!
なんて美しいお酒でしたことよ
今回はまったりと甘くてつまみすらいらないこれだけで完璧な逸品
にいだしぜんしゅ「めろん3.33」ってのをいただきました
ほんとにメロンくらいまるーく甘いのです
そのくせ後味すっきりです





そして美味しいものいっぱい買ってくる





シン・ウルトラマン初日見てきたよー

2022-05-14 | 落語


面白かったよー
長澤まさみサイコーだよー
大きくなるよー
巨大隊員だよー
素晴らしいおみあしだよー
ウルトラマンも外星人も細すぎるよー
ソフトビニール感ぜろでしたよー残念

それにしても原作一番人気のバルタン星人ちゃんをなぜ出さなかったのかしら

つうか出てきた外星人が当時の子供たちが一番嫌いであっただろう
偽ウルトラマンこと「凶悪」星人ザラブと、あのにこにこしながらえぐりにえぐってくる「悪質」宇宙人メフィラスですよ
きーーどっちも子供たちは大嫌いでしたよ、大人になった今では「こういう大人には騙されるな」という教訓もあったのかな?と思いますし
山本耕史さんの怖い怖いメフィラス最高やったわーー

科学特捜隊が感じと意味変わっています
スタイリッシュですが風景は昭和です
あとシンゴジと違って長いシリーズ作品を一本の映画ドラマにするのは大変だっただろうなと思います
ゾフィーにーさん、むちゃくちゃですがちょっと甘いですね相変わらずね
あと当時の子供たちが泣いて泣いて泣き苦しかだゼットン。ウルトラマンを子供たちからとりあげてしまったゼットン。
ウルトラマンが「負けてしまった」という現実に打ちのめされる可哀そうな当時の子供たち
うちの弟も悔しさに泣いてたわそういえばははは

当時見ていた人のみが楽しい映画だと思います
特撮大好きな私は大変楽しみましたコネタも多分だいたいわかる往年の特撮婆ですから
てなわけでこれもぜったいみにいったるけんな!!



人間ドック初体験と志の輔さんが来る!!

2021-07-14 | 落語
堺市の人間ドックに行ってきました

堺市国保では、健康の保持・増進と疾病予防を目的として「人間ドック(総合健康診断日帰りコース)」を実施し、健診料金の7割を助成しています(年度中1回)


つーわけで私はこれにちちのエコーも足して合計金額13540円です
堺市は日本の自治体での健康に対する助成金ランクがトップクラスに充実しているらしいです。堺市が思いっきり自慢しているのでたぶんほんとなのかなと思います↓こんな感じで「ふふんっ」とホームページやら広報やらに明記してるのよ
ちょっとかわいいですね

※ 本市の7割助成は、政令指定都市でトップクラスとなっています。 
 
ちなみにお昼ごはんもドックには付いてきて病院内のカフェでいただけます
サンドイッチランチかパンケーキランチが付いてくるのですが
私がカフェに行ったときはサンドイッチ用のパンがなくなってしまいパンケーキしかありませんでした
まあ冷凍チンではなくちゃんと粉とミルク溶いて一から焼いてくれたのですごく美味しかったんですが、ここのカフェ、有名なパン屋さんのパン使ったサンドイッチが美味しいと評判だったので残念でたまらんかったわー!!


ってこんなに糖質の高いものしか選べなくて、血糖値高い人大丈夫なんか。

詳しい検査結果は三週間後らしいのですが最後お医者さんの対面診察で血液検査などその日のうちにわかる範囲でモニター確認しながらいろいろ言われます
私はやっぱり血小板と貧血と便潜血ですね
モニターのエクセル画面、そこらあたり真っ赤です
私はUCのキャリアだし驚くことも全くなかったので、
「来週かかりつけの病院で内視鏡やることになってます」
と言ったら
「それはよかった。ちゃんと診てもらってね」
でした
心配してたこのあたり
※non-HDLコレステロール、中性脂肪、血糖(空腹時)、HbA1c、癌胎児性抗原(CEA) 
オールクリアでした。ほっとします

ただ、オプション追加した乳房検査
「エコーも触診も問題はなかったけれど、できればマンモもどこか設備のある病院で受けてください」と言われました
右側に少し張りがあるそうです
調べて行かなきゃなーと思っていますが来週の内視鏡までPCRも受けに行かねばならないし母のこともあって時間作るの難しい
病院ってほんとに時間がある人にしか行けないところだとつくづく思います
人間ドック一日だけでもうへとへとになりました

あーまた来週内視鏡行かにゃならん。しかも今度は入院ざんすようんざりーー

がんばらねばなと思ってたらハガキが来ていた



あああーーー志の輔さん、お体はもう大丈夫なのかしら
二年ぶりに大阪に来てくださる!! 
行きたいです。チケット先行受かるといいなあ
もちろん手ぬぐい付きを申し込んだざんすよ
いつもいつも素敵な品のいい志の輔グッズ。楽しみです。
このハガキ一つ取ってもなんつうかっこよさ。色合いがもうたまらなく好みです




延期されていた吉弥さんの独演会が開催されました

2021-06-29 | 落語

えみこと行ってきました
「厄払い」
今のご時世にとてもいい噺だったなー
掴みとして入り込みやすく聞き心地良かったです

次の「仔猫」
って噺なんですが、初めて聞きました
「田舎の村から都会の大阪に出てきた、ものすごく不細工だけど気が利いて相手問わず優しくて親切で働き者なスーパー女中」おなべちゃん、が主人公
彼女が夜な夜な奉公先の商家から抜け出して口周りを血まみれにして帰ってくるのが目撃され、「人殺しではないか」と疑われたが実は、って噺です
このオチがね。
殺していたのは人ではなかったのでめでたし、…ではないだろうが!!
途中まですごく面白かったのだけど昔のお噺とはいえちょっと・・・な気持ちになったのでこの噺は苦手
さらっと聞き流せません、これは私にはアカーン
途中まで申し分なく面白かったのに!!!!

新作の「うしみつどき」
オリンピックがネタです
偉い人みんなコロナでばたばた倒れてしまった結果、ちょっとボランティアに申し込んだだけの、町内新聞作ってるそのへんのおっさんが最終的にむりやり司会とかさせられるようになって世界中に中継される五輪開会の挨拶から何からさせられて、という話でとても面白かったです
時事ネタなのでやるたびにどんどん錬られていくと思います


寄席や落語会も今は大変です
がんばってほしいなー


立派な登りが立っていました
カス高のもあるやんーーー
吉弥さんは茨木の春日丘高校でサッカーして生徒会長してて神戸大学に進学された賢いおっちゃんです
ここ有名人結構出てるんですよね槇原敬之とか

米朝一門のもありましたが、そちらのは写真がうまく撮れてなかった
残念です

えみこと二人軽食をとっての帰り道、
パレドオールという超高級チョコレートの自動販売機を見つけ驚きました

なにこれ貴族専用!!ってなりましたよ
パレドオールですよパレドオール
白手袋をしたぴしっとしたスタッフさんに恭しく接客されながら購入する美味しすぎるお高いチョコレートってイメージなのですよ

結局販売機ではなくお店まで行って
いくつかえみこにチョコレートをプレゼントしてもらいました
(吉弥さんのチケットを手配したのでお礼してもらった)


このご時世なので長居はせずすぐに帰宅しました
えみこの妹のAちゃんに福岡新川製茶の「うきはの山茶」をいただいたので早速用意しました
飲み終えた後も口の中がしばらく甘くて馥郁として
いい気持ちになる素晴らしいお茶です
新茶です!! いただきます


蒸らしている間に
すぐに缶に入れて保存しました
明日からしばらく新茶ライフです
ゆっくりと生きていく






落語会よかった

2021-01-17 | 落語


大変すぎるほど大変なエンタメ業界です
少しずつ緩和されてきたと思ってたら途端に緊急事態宣言で対応に追われているみたいですが、昨日の吉弥さんの独演会、無事行われました
ぱちぱちぱちぱちーー

入場者数を減らすために二部構成にしたのに、どっちも満員になってしまったらしいですが、空気入れ替えなど鬼のようにされていたうえ、ホールへのエレベーターは係員が付ききりで一回につき五人限定で大ピッチで使用
体温検査消毒は当然ですが、何よりお客さんのマナーの良さですよ

寄席や演奏会につきものの激しい咳ばらいや痰切りをするジジイとか、まるで自宅にいるがごとく、べちゃべちゃしゃべるおばはんとかがいません。
ひどいときはどんなに注意されても客席で何か食べるあほなんかもいたりするのですがなんか今は、客側もとってもマナー良くて、なんか勝手に思ったのですが、みんな全力で自分の心の支えでもあるエンタメを守らねば!!って感じでした。

会場でいただいたパンフレットに桂米團治さんのインタビューがあって
「寄席にお客は戻ってきていないけれど、鬼滅の映画は満席続き。本当に見たい聴きたいものならお客さまはいらっしゃる。これは我々の慢心に対する警笛と思って、もっとよいものたのしいものを我々も作ろう」ってあってもう皆様ほんとにがんばってらっしゃいます
幸いというかありがたいことに落語は少数精鋭でやれるエンタメなのでなお一層精進していきたいとのこと
ええこと言いますね
米團治の落語に対しては好き嫌いはあるでしょうが、米團治さん自体は優しそうで、お仲間に親の七光りだの名前負けだのなんだのめちゃくちゃからかわれても(みんな結構いう。江戸のどこぞのボンボン兄弟に負けないくらい言われる。たぶん愛)鷹揚に笑ってたりするボンボンで大好きなんですよね

がんばってほしいです

そしてそして吉弥さん最高でした。吉弥さんの「どうらんの幸助」何度聞いても大好きーーー
朴念仁の幸助さんが可愛くて仕方ありません

今年の創作干支落語「ぎゅうぎゅうづめ」
孤独のグルメ風なのを突っ込んできましたね。三枚目の客と二枚目の客に対する焼き肉屋のバイトの女の子
吉弥さんすっきり瘦せたせいか美男子役のときほんとに美男に見えるおかげで成り立つ落語です、このままずっとマラソン続けてーーと思います

「おちょやん」の楽屋裏のお話も枕でいっぱい話してくれました

今回は前座の桂弥壱さんも若いのにきれいで達者な落語、歌之介さんは言うまでもなく巧くて楽しくて、とにかくお得な感じの独演会でした

久しぶりに街に出たのでいろいろ素敵なものを買いました
塩オレンジチョコレートと極々上の柚子胡椒
柚子胡椒(大好物)は極上と極々上の二つが並んでいたので、ためらわずちょっとお高いほうのを買ってみました
ちょっとの差額でお貴族気分です

左下の栗ようかんはえみこがくれました
信州小布施は桜井甘精堂の栗ようかん。美味しくて大好きなのであっというまに食べてしまわないようにしなければね

終演後はご飯も食べずにさっと帰りました
お酒飲みたかったな

飲める世界に戻るといいな

大好きな動画

2021-01-16 | 落語

なんかすごく好きで何度も見て聴いてしまいます。藤原望先生もおもちゃなのに大切に扱ってて笑い方も上品で可愛くて好き
すごいです

さて今日はえみこと久しぶりの吉弥落語なのですが、いつものお楽しみ、終演後のおちゃけも無理そうです。
だけど開催されるだけでありがたく。とてもありがたく思うのです
さっと行って楽しく聞いてさっと帰ろうと思います。←ちょっと粋ですね、江戸っ子的ですね、聴くのは上方落語だけど

せっかくの淀屋橋なのでいつもだったら美味しいお店いっぱいあるのになー残念です





今から落語

2019-12-17 | 落語
柳家三三さん聴きに行って来ます。
今晩はどんなだろう。落語はわりと夜遅くなるので年取ってきたわたしは眠らないようにカフェインとってから行きます



12/12のアレの続き

フランツはご主人様が大好きなんだけど、銀狼犬のせんぱいは別腹に好きなんだお。

鶴瓶師匠のお噺を聞いてきました

2019-10-26 | 落語

ファッションセンスいい。師匠。ポスターもこのかっこよさですよ

おぢろうちゃんとえみくりの四人でもう毎年行ってる。師匠えらい痩せてたんだけど、映画で痩せてくれと言われてダイエットしたらしいです。閉鎖病棟という映画で死刑囚なのに死刑を失敗されて生き残ったキャラを演じられたそうです。
協賛が東海漬物とエースコックだったので今回のおみやげはきゅうりのキューちゃんとスーパーカップでした。

シチリア料理食べて飲んで帰ってきたのは午前様です。


落語。志の輔。手ぬぐい。

2019-10-03 | 落語

 

 新しく出来たばかりの総合施設「フェニーチェ堺」に行って来ました。

こけらおとしは志の輔さんの落語です。

「なぜ堺とはなんの縁もない私がこけらおとしなのかとみなさん思われるでしょうが、これは旧堺市民会館の時にスケジュールを押さえられていて、それがたまたま、たまたまこの新しいのが出来たのと重なったのです」

とかマクラでおっしゃってたけど、そういう謙虚なところがすき。前回堺に来てくださったときも、大ホール超満員で私たち三階席しかとれませんでしたもの。ここでも大人気です。

今回は小ホールです。320席の小さくて落語会にはちょうどいい大きさのホールです。ものすごくキレイで席もゆったり。音響も良かった。

 シューベルトぬいはもちろん連れて行き、「ほらシューくん、これが落語というものですよ」と見せてあげてたらえみこに

「日本語わからんでしょ」
「クラシカロイドのシューくんは逆に日本語しかわからんしまあいいのよ」
「あ、そっか。けどだったら隣の大ホールでクラシックコンサートやってるからそっちのほうが嬉しかったかもね」
 
いや。志の輔の落語は天下一品の芸術なので、シューくんは感動するし!!

 いつもおしゃれで粋な志の輔グッズ。今日は手ぬぐいなんだけどこの美しいこと。

物販はこれだけなのがまた潔い。
よく売れていました。私たちももちろん買った。
手ぬぐいは場所とらないし使えるし、大好きです。私はおもにキッチン布きんとしてがんがん使っています。
台ふきにしたり、パン種の発酵はラップより濡れ布きんのほうがぷくぷくとよく太るような気がします
洗ってもすぐ乾くので生乾きのにおいに悩まされることもありません。
えみこはお風呂でも使っているそうです。
 
いっぱい持っていて綺麗だし大事にコレクションみたいにしまってたんだけど、
「いや手ぬぐいは使われるべく生まれてきたのだ!!」
とあるときふと思ってそれからはがんがんおろして使っているのです。
 
あまりにも綺麗なのは額装して部屋に飾るという手もあります。ただ手ぬぐいって実は結構派手なので常に見続けるのは疲れることもあると思うのですがどうでしょう。
使うものは使う。飾るものは飾る。木綿の切りっ放し。縫い目のない手ぬぐいの優しい手触りを使いながら楽しむのは幸せです

吉弥さんは自分の愛嬌がどれほどのものかを知っている

2019-05-24 | 落語
吉弥さんは自分の可愛いところ知り尽くしていて、それを噺にうまく使うなあと毎回思います
吉弥さんのあのあふれ出る自信はきっと子供の頃から培われているのでしょう
目とかくりくりして絶対に可愛い男の子だったに違いないし
痩せたら実に美男子なんですけどね
新撰組の山崎烝の頃のすっきりした美しさよ

でも肥えてる吉弥さんも貫禄あってそれはそれで大好きです


たわむれに描いてしまう


うふ。

ちなみに先輩は「音羽楼 餃子道」得意は任侠噺ってことでどうだろう。ってどうでもいいけど。
かっこいい豚次伝みたいなのを先輩が滔々と語るの。
かっこいい…


こういうこと考えるのが楽しいです。落語は楽しいです。何度同じのを聞いてもです。


10月の堺のフェニーチェこけら落としの志の輔さんが取れましたわーー!!うれしいーーーーーー

吉弥十八番ーーー

2019-05-23 | 落語

桂吉弥さんが一日三席六日間ぶっ続けで噺す、三日目に行って来ました
あーー楽しい

今日のは「かぜうどん」「天王寺詣り」「愛宕山」
全部楽しい。


私はとくに愛宕山が好きです。
おばかな太鼓持ちが出てくる話は大好きなのです。愛宕山は実際登ったことあるけどあれ、登りながら歌うなんてとんでもないほどしんどいです
よくもまあお大臣は芸妓さんやら連れてお参りできるものです
京都の金持ち結構凄いわ体力いるわ
そりゃ大阪の太鼓持ちも愚痴りますよ、うん。こんなん毎度つきあうのは大変です。
けど京都はとにかく寺や神社とのおつきあい大事ですからね。山の上に社があったら行くのでしょうね。ひょひょいとね。

六日目の「蛸芝居」は聞いたことがないのでチケット取りたかったなー

今回吉弥さん、「ちりとてちん」に出演したときの、渡瀬恒彦さん(ちりとての師匠役)との思い出話を枕で語ってくれはりました
渡瀬さんの台詞を再現しては
「かっこいーーーーーー」「かっこええええええ」
とのたうっていました。
客席も拍手拍手です。すっごい面白かった

パンフレットには「ちりとてちん」の脚本の藤本有紀さんも手記を載せてはりました。笑えました。ちょっと泣けました。
吉弥さんの師匠の吉朝さんのいい話も混じえてです。


藤本さんは「ちかえもん」でも吉弥さんをなんともいいところに配してくれるし。
この人の脚本のドラマは「平清盛」も楽しく見ました。いずれもなんともいえず優しく逞しい人がいっぱい出てくるイメージです。つまりは落語なんですね。




物販

堺の「にじゆら」さんの染める手ぬぐいです
わたしもえみこも手ぬぐいが大好きで、素敵なのを見ると財布の紐があっというまに緩みます


てぬぐいが羽織の形に折られて売られています



落語の後、なぜかタイ料理を食べに行きました
黒板の象の絵も可愛い

ビールは忘れない。

完走したでーーー

2018-12-12 | 落語

柳家三三さんの任侠流れの豚次伝
全五回全十話

完走したでーーー

上のはスタンプカードと完走お礼品のチョコレート! イラストは三三さんです




さて、まさか豚次が苦みばしったイイ男だなんて思わなかったわ
落語だからね。
「子豚のにいさんよ」とか親分衆から呼ばれたりしてたから一見弱そうな小さい豚なのにめちゃめちゃ強いって設定かと思ってた。
そのつもりで物語をずっと聞いてたから
前回で「凄みのある色男」って形容が出たからたまげてしまった
まあ美人のあらいぐまオスカルに惚れられたりしてるし。

流れモノのひたすら強い凄みのあるイケメン…豚だけど…豚だけどイケメン…

つかさ、美男子でもいいんだけどだったら最初から美男子気分で聞けばよかったよ
つうか声とかも杉田さんあたりの色男声だと想像しながら楽しめばよかった…くやしい。かわいこちゃんだと思ってたんだよ…

とても楽しかったです。
大団円で終わったわ


以下ネタばれなので今後「流れの豚次伝」を聞きたいと思ってる方は読まないでください




金比羅の清水のゴリ長親分の墓にお参りも出来たし、宿敵マリーアントネッコを殺すことなく成敗できたし

でもでもオスカルが男に生まれ変わってしまったのでもう愛し合ってたのに豚次とは夫婦めおとにはなれないって設定は覆らなかったのがかわいそうだったわ
「いっときますけどBL展開はないですから!!」
って三三さんが落語の中で言ってたんだけど
えみこが
「こんな正当な落語家さんたちがナチュラルにBLとか言ってる。時代とはいえすごい」
って感心してました。

オスカルは伏見の狐神さまに「愛する豚次さんの敵討ちを手伝いたい」って頼むのね
そしたら狐様が「おまえの一番大事なものをささげよ」
って言うの
「命ならいくらでも差し上げます」
「おまえの命? そんな死ねばおしまいになるようなものいらない。大事な物は違うだろ」
って言われる。
つまりは愛を失えって言われるのです。
そしてどうなったかっていうと可愛い美人だったオスカルは、盲目のおじいさんにされてしまうの。
おじいさん、ですよ。心は美少女だから妙になよなよした気持ち悪いおじいさんになっちゃうのよ。
ひどいでしょ。私マジで泣いたわ。

せめて美青年なら、BL展開があったのに、ってつっこみがあったりする楽しい落語ですが悲しいわ


あ、豚次を狙うラブラドールのラブ太郎(ラブ平だったけどまあいいや)は最後まで馬鹿でした。
ただ、頭悪くて思い込みの激しいゲスだけど悪い奴ではなかったのです
ただただ、尾張のブル松親分が好きなだけだったのね。ほろり。
以前ここのブログで描いたようにベトシュで当てはめてにやにやしてたから、ラブたんの思いを知ってちょっとほろりんでした。
そっかー
ブル松親分が好きだったのねーーーーーーーー。って豚次とオスカルよりよっぽど萌えてる私のような聞き手がいることを落語家さんは知りもしないと思います

以上。

落語の後はもちろんお酒


すき焼きの具を春巻きにしたおつまみが美味しかった。温泉卵に付けて食べます




今日の落語は大好物の花魁話

2018-10-27 | 落語

モデルにしましたが、先輩はこんなこと後輩に言わないと思います。こんないけないワルな男ではないです。けどもし、万が一、先輩が窮地にこんなこと頼んだとしたら、後輩はきっと言うこと聞いちゃうと思う。
まさしくほれた弱み!!
可愛い彼氏に頼まれたらどんなことでも聞いちゃうやん!!




古典の「お直し」

これは事前説明がちょっと必要なお話で、「お直し」とは「延長しますかー?」のこと
花魁は線香1本燃え尽きる時間単位でいくら、という時間制でお客といちゃついてくんだけど、
外に控える若い衆が、たくさんお金を使わせるために、線香が消えそうになる前に
「(延長しますかーー)お直しですかーーー!!」って中に声をかけるのです。
客はせっかくのいいところを邪魔されたくないので「延長するする」って言っちゃう。
そしてどんどん花代をあげられていくわけです。


私は落語の花魁噺が大好きなんだけど、これもすごく好きです。

江戸は吉原から、大阪の新町に来た花魁。
美人なんだけど新町ではなぜかもてない。
客がつかずにお茶をひいてめそめそしてたら店のちょいといい男の若い衆に慰められて
そんで惚れちゃって、店内恋愛禁止なのに布団部屋とかでいちゃついてんのを店主に見つかって

けど新町のその店主わりといい人で
「そんなに好きあってるなら一緒にさせたるわー。そのかわりうちで二人とも働いて借金返して行きやー」
ってなる。人情モノですね。
ふたりは夫婦になり、元花魁は春を売るのはやめていわゆるやりてに。亭主はそのまま客引きに。
真面目に働いたのでそれなりに生活も楽になり借金も返せ、さてこれから、なんだけど
余裕が出来た途端旦那は遊びだすんですね。
せっかくこつこつ貯めたお金も全部使って、ばくちに女に、で案の定やばくなっちゃって
せっかくいい店だったのに二人ともクビに。さて。

とにかく男がもーーダメンズ。
辛いときに慰めてくれて優しくて、だから「愛いひと…」って惚れちゃってただでさせちゃう花魁はほんとにおばかちゃんです。
亭主は亭主で浮気するし、ばくちもするんだけど、やっぱり花魁のこと好きなんですよ。
とはいえそんな妻に客とらせようとする馬鹿なんですけどね
ヤキモチ焼かないでって約束は結局守れないし。
客と妻がいい感じになるたび
「お直しですかーーーー」
って叫んで邪魔するっつうすごい夫婦ののろけを聞かされたような気分になるお噺です
オチがちょっとわかりにくいので検索してみたら、やっぱり教えてgooとかでもいろんなひとがどういう意味どういう意味と聞いてた。
難しいよね。


鶴瓶師匠、今回も三題とも面白かったです
創作一つと古典二つ。三つ目の徂徠豆腐は志の輔さんのも面白かったけど、鶴瓶師匠のはまた違った味わい。
豆腐屋も徂徠先生も、もーーとぼけてて可愛くって参りました。

あーー面白かった。つるべちゃん大好き
目が笑ってないところもちょっと得体の知れないところもぜんぶ好き

いっぱい笑って免疫上がりました
風邪気味の里中さんも大笑いしてたので、風邪が良くなってるといいなあ


今回スポンサーがエースコックだったのでおみやげもらいました。
可愛い袋にスーパーカップ。
そしてお酒飲んで一杯食べて帰りました