魔笛
モーチャルト先生の大傑作オペラです
よくわからんと言う人は「のだめカンタービレ」のオペラ編とか読んでみてください。あのオペラ編は最高です。のだめはほとんど目立ちませんが
太った歌姫様と真澄ちゃん最高ですから
今回のハンガリー国立歌劇場の魔笛はのっけからすごく怖い演出でした
私は魔笛の最初の王子が大蛇と戦うところ
どーしてもどーしても大蛇の張りぼて感に意地悪な気持ちでくすりと笑ってしまうのですが
今回の演出では世界を闇に堕とす先触れとしての大蛇を
「概念としての」戦争とかテロとかに置き換えていて
世界中のリアルな戦争やテロの映像を舞台全体のスクリーンに流すんですよ
王子はそれらと戦っているのです
ぎゃーー
そのあと王子はいつものきんきらきんの衣装を身に着けるのではなく
粗末なシャツとジーンズになります。彼は現実では戦争で悪意の中戦っている若者です。
彼は倒れ、そして今は夢を見ている
夜の夢の中に入っている
そして毎度おなじみ三人の魔女が出てくる
夢の中なんですね。
夜の女王があなたに助けを求めているわ、と。
女王の娘さんが悪いモノにとらわれているの助けてあげて、と。
そして彼に戦う王子様の衣装を着せて、さあ、「魔笛」です。
ほっとしました
私は中世のオペラにジーンズや綿のシャツはあまり嬉しくないのです
ちゃんと王子は王子様らしい勇ましい格好で、姫はゴージャスなドレスでいてほしいのですね
だいじょぶでした
タミーノもパミーナもちゃんとすっきりとしたちゃんとちゃんと美男美女でした!!これは大事だ!!
ラストで二人はシャツとジーンズになり
夢の中でもリアル世界でも高潔であり誠実であり勇気と愛があれば闇は照らせるのよ、で終わります
今まで見たことのない演出でしたが、ちゃんとちゃんと「モーツァルトの作った魔笛」でした
面白かったし素晴らしかった
舞台はクリムトの絵画のようでどのシーンも目が離せない
しかし観客はほんと夜の女王とパパゲーノが大好きなのですね
歓声と拍手の大きさが抜きんでてるもんね、ちっとはヒーローとヒロインである王子と姫にも分けてあげてと思いつつもちろん私も毒母の極み夜の女王が大好きなので盛大に彼女に拍手する
夜の女王参考つべ(今回のではありませんが女王の基本形だと思う)
今回のパパゲーノはお腹出たおじさんでしたが、とってもお歌がうまくて愛嬌バツグンなので好きでした
けど本音を言わせてもらえば鳥刺しパパゲーノはおばかでおしゃべりな適度にアイドルっぽい男子にしてくれると嬉しいんですけどね!!
クラシカロイドではポンコツのそーすけくんがシーズン1の最終回でパパゲの衣装着たりしていてすごく良かったんですよ、確かにそーすけはほんとにポンコツで言われてみればパパゲーノぴったりでした
あーークラシカロイド面白かったんだよーーー
未だにあのアニメ以上に好きになれるアニメはないでする
今回のオペラ魔笛
なんとカーテンコールに出てきた主要メンバーがビールで乾杯して、そしてぐびびっと飲んだんですよ!! 本物だったんですよ。絶対演出の小物だと思ってたら。
さすがだハンガリアン
リーベリーベと歌ってくださってどーもありがとう
来日してくれてありがとうございました
そしてそれ見て
私はオペラのあとはワインかシャンパンが飲みたくなるんだけど
あえてビールにいたしました
ビールで洋食を食べての帰り道
なんばの駅で若い男の子たちがスマホ見ながら
「うお、オリックスめちゃ点入れた!!」
ってわいわいしてたので慌てて帰り
テレビつけてネットニュース確認しました
がんばれオリックス
友達の長年のオリファンの千葉のYちゃんのためにも日本一に!!