# クラシカロイド 最後ちょっと出てくるから!
またシェークスピアの話なんだけど
私大学の教養課程で米英児童文学ってのを一応とってたんだけどもうその講義がつまんなくてつまんなくて
英文学は好きなのになんでこんなつまんないんだろうと思ってたんですよね
だからその教授のことも(ハイミスでいつもむすっとしてて)正直あんまり好きではなくて
あーコマ取り失敗したな、って思ってて授業中は寝たりしてて。
そんなだからもちろんテストとかもろくに答えなんか書けやしないんですよ
その頃はもう大学やめることばっかり考えてて、バイトと同人活動にのめってました。
それでテストには書けることもないから裏一面に講義でやってなんとなく覚えてたシェークスピアの
「テンペスト(あらし)」について適当に馬鹿なことを書き綴ったんです
「エアリアルがプロスペローにあそこまで尽くす意味がわからなかったんだけどよくよく考えて一つの推論が出た。
それは愛に他ならない。エアリアルはプロスペローを愛してたんです!!」みたいなことを。
完全に馬鹿です。今考えてもほんとばかです。
しかも私プロスペローとエアリアルに萌えなんか全然なかったんですよ。
じじいと精霊に萌える事等今も昔もありえない
当然それは教授に対するしょーもない悪戯だったんです
エアリアルはすごい美少年だと思うとか、そんなこと書いた記憶ある。
書いてるうちにどんどん楽しくなってもうほとばしるように、徹底的に、あほなことを書いたんですね
回答できないから暇だし。
当時はBLという単語もなく、やおいは「やまなしおちなしいみなし」という意味で使われていたという黎明期です。
C翼の前ですよ。
当然腐女子なんて一族もばらばらに隠れ住んでいた時代です。
私はもう大学はやめるつもりだったので、怒られてもいいやと思ってたんですが
数日後、その答案が返されたとき、教授が「点数は上げられないけど面白かったよ」って私に言ったんです。
先生の目が細くなってて目尻に皺がいくつもよっていて、あ、笑ってはる、って思った記憶があります。
すごく優しそう。
反省しました。怒られるより怖かったです。こんないい先生をからかおうとした自分の浅はかさが嫌になりました。
それともしかして先生、私たちと同じ一族?ともちょっと思った。
その後真面目に授業受けるようになったかと言うとそうではなく、私はやっぱり三回生になると同時に休学して
一年間授業料だけは払ったんだけど、大学は結局やめてしまいました。
先生になるための学校だったのですが、私が先生になんかなっちゃいけません。今でも強くそう思ってます。
けど「面白かった」って言っていただいたのは冗談にせよ軽口にせよとても嬉しかったです。
昨日の続き
こんな酷いのに、みんな大好きハムレット。私もだ。何故だ。
あ、テンペストとベートーヴェンはすこーし関係ありますね、うふ。