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日常と日記
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一生何か読んでたい

2019-05-30 | 日常


昔から本が好きで手当たり次第読んできました
最近とみに目が悪くなってあまり長時間読んでいられなくなってしまったのと
いっときひどいミステリを立て続けに食らってしまったのと
物は減らす、をモットーに暮らすことにしたので、昔みたいに欲しくなったらすぐ買うってことはしなくなりました

数年前徒歩十分くらいのところに市の図書館の分室があることを知り、読みたいなーと思う本があったらまず検索して
あるようなら取り寄せてもらうなんて作家にとってはとっても腹立つだろうことをしています

私は気に入った本は何回でも何回でも読むので、そうやって借りた本の中で手元においておきたいと思うのがあればちゃんと買ってるので許していただきたい
気軽に手に取れて読めたことで好きになる作家さんも増えたし

図書館まで歩くのも運動になっていいですし。
とはいえ図書館はあの独特の匂いが苦手なので長居は出来ません。
ハムテルじゃないけど、図書館の本、とくにミステリーってなんか毒薬が染み込んでるような気がする
古本の匂いは嫌いじゃないのですが、図書館の本はなんか独特の匂いがありますね
私は補修用のテープがその匂いを醸しだしてるのではないかと疑っています

この本の続きが読める、と思うとわりとしんどくてもがんばれます

けど一番一番読みたい続編はLMモンゴメリの「丘の家のジェーン」なんです。
モンゴメリはジェーンの続編を途中までは執筆していたらしいのね。
カナダのモンゴメリ記念館にはその途中までの原稿が残されているようなのです
未完でもいいので出してくれないかな、どこかの出版社が。なんなら原語でもいいです
がんばって読みます。



モンゴメリは昔今は亡き篠崎書林が全集を出してくれていたので初期の短編とかもいろいろ読んでいます。
もちろん全部大事に本棚に並べて今でもときどき読み返しています。


それで思い出してしまった。


NHKでFというドラマ(もちろん日本が舞台)があって、その脚本がどれもこれもそのモンゴメリの短編からのエピソードのぱくりばかりで本気でびっくりしたのです。
あまりに凄まじいので「原案モンゴメリ」、とあるかと思えばなかった


モンゴメリの短編は珠玉です。楽しいエピソードがいっぱいです
ひとつふたつリスペクトならまだわかるのですが、ドラマではそれらをいっぱい使い倒しです
そりゃ日本では「赤毛のアン」以外はあまり知られていませんよ
でも読んでる人間はいるのです。ここにだってちゃんと。



このドラマ、賞まで取っています
とても評価の高い脚本家さんなのです。あろうことか続編まで作られてしまってます。それもやっぱり…。



ああだけど。
脚本家としての矜持はどこに。あの世でモンゴメリの前に作家として立てますか?
 

NHKに抗議しようと思ったけどやめました。モンゴメリの短編を読んでいる人、いないのでしょう。

それに。

誰が見ていなくても天は見てると思うからです。
神そらにしろしめす、ですよ。







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