夕飯はうどんを打って食べることが多かったらしい。
祖父の家は農家で、田んぼや畑のほかに
養蚕もしていたので、いそがしかった。
うちの近所も農家が多いので
うどんを打つ家が多かった。
近所の家に岩手から婿に来た人は
ほとんど毎晩うどんなので、
米を食べさせてくれと
言ったそうだ(笑)
生地を練っておけば
仕事から帰ってからのして(のばして)
切って茹でればすぐ食べられるし
おかずがなくても漬物や薬味があれば
美味しく食べられる。
昔は父方の祖父や母方の祖母の家に行くと
私たちの顔を見てからばあちゃんが
あっという間にうどんや蕎麦を打って
食べさせてくれたもんだ。
手打ちならではの歯ごたえと
小麦の良い香りはわすれられない。
私の母も若い頃は、よくうどんを打ってくれた。
手伝いをしながら、
皆で楽しく作ったのを覚えている。
またあの味が作れたらいいな。
ホームセンターで道具も買えるから
母に教わってみようか。
今は昔ほどうどんは食べないが
私はうどん大好きなので、ちょいちょい食べたい。
まぁ、家族がいるからそうもいかねぇがのぅ。