ぎゃー

遠足から帰ってきて
一人　２階で遊んでいたおにいちゃん。

私は１階にいた。

しばらくして、おにいちゃんの泣き声が・・・。
まぁ、いつものことなので
ちょっと放っておいたのだけど

「ぎゃーーーーーーーー！！！！」

えっ？？なに？

「ぎゃーーーーーーーー！！！ぎゃーーーーー！！！！」

今まで聞いたことのない叫び声。
ただごとではない！

ドタドタドタ・・・（階段を降りてくる音）

「どしたん？けがした？なにがあった？？」
かなり慌てて聞く私。

ものすごくおびえているおにいちゃん。
泣きじゃくっている。

「プーさんが・・・しゃべった。」
ようやく話せるようになって一生懸命伝えようとする。

「プーさんが？」

「うん・・。電池がないのに・・・・。しゃべったんよ。」

もう何年も電池を入れ替えてないおもちゃのプーさん。
「おいで、おいでよ。♪～（プーさんのテーマ曲）」
とプーさんの声がして動くぬいぐるみ。
それが急にしゃべったらしい。

見に行く私。

「　お　い　　で　　よ　～～～」


かなり怖かった。
この私でさえ鳥肌がでちゃいました。

電池がないから声もこもった感じで
レコードの回転数をかえたようなスローな声。
なんて説明したらいいのかな。
急にしゃべったものだから
びっくりしたみたい。
電池もないからしゃべるはずもないって思っていたし。

あとで大笑いしたけど
ホント怖かったと思う。
電池は抜いておきました。

当分の間、怖がりになりそうなおにいちゃんでした。

　　　↓　問題のプーさん。かわいいのにね。