一昨日、日が落ちる寸前に定点観測場である、8F踊り場へ向かい空を眺めていた。
「秋の日は釣瓶落とし」 と、毎年のように書いている氣がするけれど
まさしくその通り、日は予想よりも早く沈んでいってしまった。
…と、同時に、沈んだ辺りが茜色に染まり光も含んで残照となった。
美しかったけれども、同時にワクワクとしていた氣持ちが一氣にトーンダウン…。
なんだか、私自身を眺めているような心地となってしまった。
私自身の今が「残照」なのではないか...と、フト、直感してしまったのだった。
残り火が今にも消えかかろうとしているような、頼りない己自身が、最期の輝きとして
残照を放っている...のではないか...。そんなイメージ。
・・・ただ、そうこう感じながら、ああ、これこそが、一日一生に近い心境なのかもとも思い直した。
明日の朝になれば、また、陽は昇る。
曇っていても、雨が降っていても、そんな大気圏の状況に関係なく、太陽は巡り、日の出を迎える。
朝、産まれ。夜に死す。
一日一生...だよね。
根幹にある「わたくし」は ブレずに此処に居る。
…。かくして、私は深呼吸を一つして、我に戻れた。
明暗、氣持ちの上下、本当にヒトはちょっとしたことに翻弄されそうになる。
それに呑み込まれることなく踏みとどまれる胆力をもっと強化しなくちゃね。
From★Eruze♬ Mint.mamu…★