*青山さんが訴えられていること

以前から継続して応援を続けて来ている青山繁晴氏のレギュラー番組である
関西ＴＶ「スーパーニュースアンカー」で、ここのところ大切な事柄についての
青山さん独自の取材レポートが立て続けに放映されていて関東に住む私とすると
視聴が叶わず実に残念と感じている。

２９年振り、新たに拉致被害者と認定された「松本京子さん」のお母様と
直接会われてのレポート、たった一つだけ残されたサンダルを握り締めて
娘の安否を気遣ってきた母の心情を等身大で受け留め
そして今週は「硫黄島」へ行かれ青山さんの５感全てを駆使して感じ取り
そのありのままの真実の意味での「硫黄島」を紹介された。

青山さんは現場主義、心に響くものがあれば直接触れてみられる。
それによってより多くの情報を体感されておられるようなのだ。

日本人の一人として青山さんは問題に真正面から対峙し、真っ直ぐに問題点を
捉えそして私たちへメッセージを送って下さっている。

断っておくが青山さんは「放送界」の方ではない。
したがって「キャスター」でも「アナウンサー」でも「タレント」でもない。
その方がマイクを持ち取材に出掛け、激務をおしても眠る時間を無くしても
なんとかして私たちへ大切な事を伝えたい使命感の一心で動いておられるのだ。

できればその貴重な放送内容を全国エリアで報道して戴きたい。
そしてもっと多くの方が青山さんの「アンカー」を視聴され、青山さんからの
メッセージを両手でしっかりと受け留めてもらいたいと願う。

日本人、一人一人にとっていずれも大切な「気づき」に繋がる
メッセージが実に深く込められていると思うからである。


・この番組を視聴できなかった方々も多いかと思います。
以下に私と同じく、青山さんを応援されているまりあっちさんの
「活写レポート」を転載させていただきます。(「活写」とは以前青山さんが
まりあっちさんのレポートを読まれ深く感激されて命名されました。
単なるテープ起こしの域を超えた味わい深いレポートなのです。)


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まりあっち　１１・１３
太平洋戦争の激戦地　硫黄島に青山さんが取材に
行かれました。
はじめに忘れないように、青山さんがおっしゃりたかった
ことを書いておきます。

「硫黄島を立ち入り禁止にしているのが間違いである。
子供から大人まで、みんなで行けて、この国（日本）を
誰が守ってきたのかということをみんなで学んでいかないといけない」

まるで血を吐くような青山さんの取材とその思いと願いとみんなに
伝えたいことを視聴させて頂きました。拙い記録ですが、
視聴出来たことを書いておきたいと思います。
青山さんは防衛庁にかねてから、硫黄島への立ち入りの許可を
願い出ておられて、その真意を汲み取っていただかれ、
「人間として」許可を頂かれたそうです。
以下青山さんのおことばを縷縷綴ります。

硫黄島は東京都、日本の領土。そこで何があったか、私たち自身が
知らないといけないのに、クリントイーストウッドの映画で知ったりする。
今日のテーマは「硫黄島は生きるヒント」でした。
青山さんはたえずこみ上げるものがあったご様子で、
沢山の英霊の方々が青山さんを信頼して期待していらした
ような気が致します。

擂鉢山　星条旗が立ったあの有名な頂き。
「完全武装したアメリカ兵が上陸してくるのが目に見える
気がする」と青山さんは強い風に吹かれながら、切々と語って
下さいました。

和平交渉もせずに本土決戦を言い続けたから、5ヶ月あとの
長崎　広島の原爆があった。（青山さん）

天山慰霊碑　一万数千の魂を慰める
その慰霊碑を取り巻く小さな赤い石を青山さんは手に取りました。
「焼けどするくらい熱い」とおっしゃりながら、触られました。

私たち日本国民を守ることだけが願いだった。だからこの日本人を
しっかり守らないとみんな何のために死んだのかわからない事に
なる（青山さん）壕を掘った本物のとんかちですっておっしゃりながら
赤くサビの塊となったかなづちを青山さんは背中を丸めて
触っていらっしゃいました。
「一日かかって一メートルしか掘れなかった」

「今から栗林中将がいらっしゃった壕に入っていきます」
青山さんは、赤いヘルメットとカンテラを持って壕に入って
行かれました。

「日本の技術力は或る意味凄い。地下要塞の技術完璧」
「火炎放射器の火炎がまっすぐ来ないように作られている」
「ひとつの通路が壊れても大丈夫なように」
「一寸入っただけで、地熱でどんどん暑くなる」
地下足袋を見つけられました。
「軍用の履物です」
壕を掘った本物のとんかちですっておっしゃりながら
赤くサビの塊となったかなづちを青山さんは背中を丸めて
触っていらっしゃいました。
「一日かかって一メートルしか掘れなかった」

飲料水を溜めたドラム缶が残っていました。
青山さんはそのドラム缶に触れながら
「2万人の日本の人々（兵士と言わないで下さいね。普通の日本の人々です）
このドラム缶に溜まった地下水だけが命をつないでいたのです」
青山さんは胸が詰まって声が出づらそうでした。
どんなに胸が痛み心が痛んだのだろうと想像致します。
そしてどんなに当時そこで苦しんだ普通の日本人の叫びを
身近に感じられて辛かったのだろうかと。

かないさんという人に取材されたVTRです。
「ドラム缶の水は60度以上、日本に帰ってから水のことが
忘れられない」

そのとき飛行機の音がしました。航空自衛隊の音です。
当時はこの音が何万倍もあって、ここにいた人を殺した。
この60度の水を分け合って、日本のことを祈りながら
がんばっていた（青山さん）

壕での取材が終わって、青山さんは星条旗の前に
なんともいえない表情で立たれておられました。

「映画に出て来ないたった今の真実。（滑走路に触る）滑走路の下に
私たちの先輩である日本国民の体がある。そのままその上にアスファルトを流し込んで
しまった。あの下には壕がそのままある。21000人。４０代の人も含めて普通の職業の人たちが、
あそこに埋められている」

「みんな帰りたいと言っているのに何故みんなほっとくんですか」
「せめてこの島を爆撃で使われないようにあとに残った人がこの国を良い国にしてくれると
信じて死んで行った。その国を私たちはどんな国にしてしまったんですか。」
「経済が繁栄し、そんなにお金があるなら何故ほっとくんですか
生き残った人　６１年間それを背負って生きてきた。
耳が遠い。２０年前　医者に行ったら、硫黄島の爆撃や飛行機の
音を聞き続けて暮らしていると言われた。
その音が今もずっとあるせいで、私たちの声が聞こえない」

「かない　けい　さんは、こんなにがんばったんだとは
一言もおっしゃらなかった」

「カメラが終わった時に、かないさんは、きりっと正式の
敬礼をされた（取材中軍人らしいそぶりは何ひとつされなかった
人です）一瞬だけ軍人に戻られた。

この国を、どうしたら、公（おおやけ）に尽くせる人を
作れるのか。

硫黄島を立ち入り禁止にしているのが間違い。
子供から大人までみんなで行けて、この国を誰が
守ってきたかということを学んでいけるように
しなくてはいけない。（青山さん）


１１・１３青山さん　魂魄に食い込むような
取材ありがとうございました。
滑走路したの遺骨早く掘り起こして
慰霊をして戴きたいですね。
青山さんがおっしゃっておられたように、
日本は親が子を子が親を殺すような
平気で殺人を犯すような荒廃した国に
なってしまい、誰もが心を痛めていると
思います。でも今回の青山さんの取材による
メッセージはその日本の間違いを正してくれるような
大事なことを気づかせてくださったと思います。
この番組が必ず大きなうねりとなり
青山さんと、視聴させて頂いた私たちの願いが
叶って、みんなが硫黄島へ自由に立ち入り、
慰霊し感謝できるようになって日本のこころを
取り戻すことができるだろうと燭光を感じております。

＜まりあっちさん談＞

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*穏やかなテンポで歩き続けたい*
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