処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

*台風は猛烈な風雨と共にやってきて

2004-10-09 19:47:56 | Weblog
大きな手で木々を揺り動かすように振り回したかと思うと
ガラス窓を割る勢いで吹きまくり
「ビューービュー!ドォー!ゴォー!!」と吼えいきり立っていた。
禍々しい気配がガラス窓を隔てた直ぐ傍に確かにあった。
傍若無人、我が物顔で荒ぶる台風は凶暴な表情の狂人のように
キッチンで夕飯の牡蠣フライを作っていた私を恫喝するのであった。

なんとも云えない存在感、空気の中に充ちた台風の気配は
悪意、其の他、この世で忌み嫌われる要素に満ちているのだ。
台風にはできたら、出会いたくはない。
天候に性格があるとしたら、台風は御しがたい予測を
読むことが困難な気紛れで厄介で扱い難い存在と云える。

地震・雷・火事・おやじ…。
昔から云われている、恐ろしいものだけれど、
台風も中に入れておきたいくらいよね。

暴風雨を前にしたら人は白旗を早めにあげて
外出しないように努め 台風が行ってしまうまで
遣り過ごすことを考えてみた方が懸命。

懐広く優しい自然も、気圧配置によっては時々、牙を剥き
台風となって人々へ自然を侮ってはならないと警告を与える。

…野獣の唸り声のような風の咆哮も、もう今は静まり
過ぎ去ってくれたようだ。


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2 コメント

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視点 (eruze)
2004-10-12 04:38:22
cogさん初めまして、コメントを

ありがとうございます。

自然災害だとしても人の養生が

怠っていたからだったり

人災の場合も多いですものね。

自然を前にしたら人はなんと

弱く小さな生き物だと思い知らされます。
返信する
自然 (cog)
2004-10-12 00:57:45
台風の傍若無人な振る舞いも、人間ほどではないですね。

人間がするほどには、地上の風景も変えないですし。

それでも自然は人間を特別忌み嫌うこともなく、台風だって、電柱も森の木々も分け隔てなくなぎ倒していく。

自然はなんて公平で寛大なんでしょうと思います。

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