特に野球ファンというわけではないですが、春の選抜高校野球が中止になったと知ってやりきれない気持ちです。コロナウイルスの件、今まで経験したことのない緊急事態という感じがします。
今の私にできることと言えば、手洗いとかうがいとか身の回りのことと、むやみに人ごみにでかけないこと、くらいしか思いつきません。
このまま一気に不況になるのかな・・・と心配です。
長く借金のある身には好景気の波に乗れずじまいで生活しなければならないので無関係ではありますが、不況は本当に困ります。
今はホワイト企業に雇ってもらえていますがしがない非正規雇用の身、次に就職活動するときは買い手市場になるのが一番の不安です。
不況になると、ますますブラック企業が増えそうな気がします。
しばらく中断していたブラック企業の定義
⑤謎の雇用契約
⑥従業員の入れ替わりが激しく離職率が高い
⑤の内容が何を示しているのかよくわかりませんので、私なりの解釈を。
元職場の社長は50代半ばでしたが、いじめっ子体質で、常にイジメのターゲットを決めて辞めさせるまで追い詰めるのが趣味のようでした。狙い定めたように、各店舗に一人ずつターゲットを配属していました。
確かにターゲットになるメンバーを見ると、一緒に働くには能力というよりは性格に少々問題あり?と思える人が多かったのですが、正社員で雇い入れたのはほかならぬ社長です。
3か月の試用期間もちゃんと設けているのだから問題があるのであれば、そこで切ることもできるのに、人手が足りないと言っては妥協して雇い、自分の勘に障るようになってくればいじめて辞めさせるというのをずっと繰り返していたそうです。
社長自ら引き抜いてきた人でも、気に入らない面があると容赦なく手のひらを返し、相手が愛想を尽かして辞めていくということもありました。
正社員を辞めさせるなんてかなり無理があると思うのですが、なかなかの悪徳社労士を雇っていて、いろいろ抜け道を指南してもらっていました。
おかげで離職率はとても高い会社でした。
私が入社した時は、事業拡大とかで一気に6人雇われましたが、そのうち1年後に残ったのは私を含め2人です。
それに、入社時にいた社員は33名でしたが、昨年末に辞めた時は21人でした。既に同期の残りの1人も辞めていました。
私の退職後、2名が新たに雇われたそうですが、そのうち1人は先月退職したそうです。もちろん私が働いていた間にも、1か月で辞めた人もいるし、クビになった人も何人もいました。さらに、経理事務に辞められて困った揚句に奥様に手伝わせていたところ、何があったのか、今は離婚前提に別居していると聞きました。
今残っている人達は、勤務時間が長くて給料が安くても、休みがつぶれても、ボーナスがもらえなくても、サービス残業ばかりでも気にならない、不満に感じない人達です。
つまり、それまで同じような環境の会社を転々としているのでさほど問題にならないようで、むしろ私の方が「会社に文句ばかり言っている面倒くさい人」と思われていました。
私自身は、社長に辞めることを告げるまでは気に入られていたと思います。
社長には、入社時に言われていた給料や勤務時間の条件が違い過ぎてこんなブラック企業ではやっていけない!とはっきり言ったことがありますが、その時はきちんと謝罪をしてくれました。
そして、今は会社の業績が悪すぎて、給料を上げることはできないけど、来年必ず上げるからそれまでは力を貸してほしいと言われました。
単純な私は、経営者からそう言われると、頑張りたくなります。だから頑張って自分の店舗だけは黒字を出し続けました。社長からは、一店舗だけでも黒字化すれば、その店だけでもスタッフの給料を上げてボーナスも支給すると約束してもらいましたが、いくら黒字を出し続けてもそれは叶いませんでした。
話が違う!と詰め寄ったこともありますが、その時社長は私の店舗が黒字だったと知らなかったようです。これは当時会社を立て直すためにお世話になっていたコンサルタントさんから聞きました。コンサルさんからは、「ここだけの話、あの社長の下にいるのはあなたのためにはならないと思う」と言われました。
このコンサルタントは、社長の経営力のなさを指摘したところ契約を切られたそうです。
もし、あのまま居続けていて一度でも赤字を出してしまったら、今頃は私が次のイジメのターゲットになっていたかもしれません。もう社長がターゲットにしそうな人はみんな辞めてしまっていませんでしたから・・・。
少し前に、偶然社長の同級生という方と知り合いになりましたが、「〇〇にいじめられてメンタルやられたんでしょう?」と言われてしまいました(^^;
その方、小学校からの同級生ということで、どうやら子供のころからそんな人だったようです。
早めに縁を切ってよかったと思う反面、自分の見る目のなさにつくづく情けなさを感じています。
いつも応援していただいてありがとうございます