今までの設定で、coLinux もだいぶ使えるようになってきました。しかし、coLinux のファイルシステムは、Windows から見ると一つのファイルです。ということは、バージョンアップなどがあった場合、丸ごと入替の可能性があります。そのため、今後 coLinux を使い続けるためには、利用している間に作成されたデータや設定は別の Windows ファイルを作って、そちらを使った方がよさそうです。
そこで、今回はその辺を試してみました。
C:\colinux\cofs.txtを見ると、C:\Temp を用意しておけば、Windows のフォルダをマウントできるようです。これができると、データのやりとりが便利ですので、このフォルダもあらかじめ用意しておきます。
こうしておいて、coLinux をブートします。
ログインしたら、早速 cofs を試してみました。
# mount -t cofs 0 /mnt
# umount /mnt
# mount -t cofs /dev/cofs0 /mnt
# umount /mnt
#
これら2つの方法共、いずれもうまくマウントできました。最初の方法ですと分かりづらいので、2番目の方法でマウントする事にしました。これで Windows とのファイルのやりとりが簡単になりました。
次に、新しいファイルシステムの作成を試みます。
最初に用意されている、/dev/cobd0 用のファイルシステムも、Windows 側から見れば普通のファイルでしたから、巨大なサイズのファイルを Windows 側に作っておいて、それをマウントすれば良さそうです。そのため、Windows XP には、fsutil コマンドがあります。コマンドプロンプトで作業します。
fsutil コマンドは、
fsutil file createnew <ファイル名> <長さ>
で指定します。長さはバイト単位です。ここでは、Fedora5-2gb.ext3 と同じサイズ、2,147,483,648 ( 2 * 1024 * 1024 * 1024 : 2GB ) にしましょう。
C:\>cd \colinux
C:\colinux>fsutil file createnew fslocal.ext3 2147483648
これで、ファイルができました。Fedora5.bat に
cobd2=fslocal.ext3
を追加して、ブートしてみます。
早速、mksf を実行します。
うまく作成できました。
cobd1 は、swap ファイル用です。この swap ファイルも作ってみましょう。128MBぐらいにしてみます。colinux を一度シャットダウンして、Windows 上でファイルを作成します。
C:\colinux>fsutil file createnew swap.img 134217728
このままブートしても、
Enable swap space: swapon: /dev/cobd1: Invalid argument
となります。そこで、mkswap を使いましょう。
となって、
# swapon -a -e
も実行できました。確認は、
でできます。リブートしても、エラーが出なくなりました。
私のところは、/dev/cobd2 のマウントポイントを /home にして、後からいろいろ作業するものは、すべて /home/local に入れて、それを /usr/local/ からソフトリンクすることにしました。
# vi /etc/fstab
( 次の行を追加します。)
/dev/cobd2 /home ext3 defaults 1 1
#
# mount -a
# mkdir /home/local
# cd /usr/local
# cp -rP * /home/local
# cd /usr
# rm -rf local
# ln -s /home/local local
#
以上で、ファイルシステム関連の設定は一応完了しました。
ここまでで、C:\colinux\Fedora5.bat は以下のようになりました。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=128 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cobd2=fslocal.ext3 cofs0=C:\Temp eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続" root=/dev/cobd0 fastboot nogui
( 1 行です。)
これから何をするかは、まだ決めていませんが、とりあえず開発環境を用意したいと思います。
そこで、今回はその辺を試してみました。
C:\colinux\cofs.txtを見ると、C:\Temp を用意しておけば、Windows のフォルダをマウントできるようです。これができると、データのやりとりが便利ですので、このフォルダもあらかじめ用意しておきます。
こうしておいて、coLinux をブートします。
ログインしたら、早速 cofs を試してみました。
# mount -t cofs 0 /mnt
# umount /mnt
# mount -t cofs /dev/cofs0 /mnt
# umount /mnt
#
これら2つの方法共、いずれもうまくマウントできました。最初の方法ですと分かりづらいので、2番目の方法でマウントする事にしました。これで Windows とのファイルのやりとりが簡単になりました。
次に、新しいファイルシステムの作成を試みます。
最初に用意されている、/dev/cobd0 用のファイルシステムも、Windows 側から見れば普通のファイルでしたから、巨大なサイズのファイルを Windows 側に作っておいて、それをマウントすれば良さそうです。そのため、Windows XP には、fsutil コマンドがあります。コマンドプロンプトで作業します。
fsutil コマンドは、
fsutil file createnew <ファイル名> <長さ>
で指定します。長さはバイト単位です。ここでは、Fedora5-2gb.ext3 と同じサイズ、2,147,483,648 ( 2 * 1024 * 1024 * 1024 : 2GB ) にしましょう。
C:\>cd \colinux
C:\colinux>fsutil file createnew fslocal.ext3 2147483648
これで、ファイルができました。Fedora5.bat に
cobd2=fslocal.ext3
を追加して、ブートしてみます。
早速、mksf を実行します。
# mkfs -t ext3 /dev/cobd2 # mount /dev/cobd2 /mnt # df /mnt Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/cobd2 2064208 68680 1890672 4% /mnt #
うまく作成できました。
cobd1 は、swap ファイル用です。この swap ファイルも作ってみましょう。128MBぐらいにしてみます。colinux を一度シャットダウンして、Windows 上でファイルを作成します。
C:\colinux>fsutil file createnew swap.img 134217728
このままブートしても、
Enable swap space: swapon: /dev/cobd1: Invalid argument
となります。そこで、mkswap を使いましょう。
# mkswap /dev/cobd1 Setting up swapspace version 1, size = 134213 kB #
となって、
# swapon -a -e
も実行できました。確認は、
# swapon -s Filename Type Size Used Priority /dev/cobd1 partition 131064 0 -1 #
でできます。リブートしても、エラーが出なくなりました。
私のところは、/dev/cobd2 のマウントポイントを /home にして、後からいろいろ作業するものは、すべて /home/local に入れて、それを /usr/local/ からソフトリンクすることにしました。
# vi /etc/fstab
( 次の行を追加します。)
/dev/cobd2 /home ext3 defaults 1 1
#
# mount -a
# mkdir /home/local
# cd /usr/local
# cp -rP * /home/local
# cd /usr
# rm -rf local
# ln -s /home/local local
#
以上で、ファイルシステム関連の設定は一応完了しました。
ここまでで、C:\colinux\Fedora5.bat は以下のようになりました。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=128 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cobd2=fslocal.ext3 cofs0=C:\Temp eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続" root=/dev/cobd0 fastboot nogui
( 1 行です。)
これから何をするかは、まだ決めていませんが、とりあえず開発環境を用意したいと思います。
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