美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

『明日への遺言』

2011年10月21日 | 私の本棚Ⅱ
映画『明日への遺言』(2008年)


岡田資(おかだ たすく)は東海軍司令官を務めていた1945年5月14日の名古屋空襲の際、撃墜され捕虜となった米軍のB-29爆撃機搭乗員27名を自らの命令(旧陸軍内での法的根拠は与えられており、私的制裁の類ではない)で処刑した。

戦後、国際法違反(捕虜虐待罪)に問われ、B級戦犯として連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)に逮捕され、軍事裁判(横浜法廷)に掛けられた。

裁判で岡田は米軍による空襲について、「一般市民を無慈悲に殺傷しようとした無差別爆撃である」と徹底的に主張し、検察や米軍関係者による爆撃の正当化を批判、捕虜虐待の罪に付いても全面的に争った。

さらに「私ひとりが一切の責任を負う」として、部下を守るため全責任を負おうとした岡田の潔い姿は、次第に法廷内にいる全ての人の心を動かしていくが、1949年9月17日、巣鴨プリズンにて絞首刑が執行された。

(Wikipediaより抜粋)



人の上に立つ人間の覚悟、高潔な姿勢、生き方・・・

傍聴席で夫の姿を見守る妻や家族たち・・・

心に留めておきたい日本人の姿である。



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