美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

高等部美術の授業1学期 「スクラッチボード」

2006年02月22日 | 教育美術
2年生必修「美術」の1学期課題です。必修授業ですから美術は苦手だなという意識を持った生徒も含みます。ですから、単に作品の評価のみならず、授業時間の中で提出締切日をにらみながら計画的に作業を進めるという仕事の段取りも評価されます。生活の基本ルール、そして、社会の基本ルール、そういったことも授業の中で学んでもらいたいと考えます。

スクラッチボードとは、黒い表面をニードルの針先で削ると、白い線が描ける美術教材です。日常では白い紙に黒い鉛筆で書きますがスクラッチボードでは全く逆となります。
針で引っ掻くという非常に実感の強い作業ですので生徒も作業が進むにつれ自然と集中していきます。

スクラッチが一段落すると、額縁の制作を行いますが、アクリル・ガッシュで思い思いのデザインを施します。この額縁とのバランスで、黒いスクラッチの部分がさらにひきたってよく見えることとなります。

2006年スクラッチボード作品集へ
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