
猿の惑星の新三作の2作目、3作目を続けて見ました。
前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』が面白かったのに、その後の2作目、3作目を観に行かなかったのは、ひとえに家族が一緒に行きたがらないから。今回は、Prime Videoのレンタルで観ました。
この映画は、期待を裏切らない対策。そのスケールに圧倒されました。私の感動したポイントは3つです。
1)人間の滅亡ぶりが怖すぎ
この映画の舞台は人類が滅亡状態になった地球。生き残った人間と猿との間に繰り広げられるドラマです。
その人類を滅亡に追い込んだのが、ウィルス。ちょうど今、コロナウィルスが世界中で猛威をふるってちるので、なおさら、この映画設定は怖いです。
そのウィルスの名は、「猿インフルエンザ」
猿インフルエンザにより、社会が維持できなくなった人類。文明の英知を集めたビルはすべて廃墟と化し、社会も街も荒れ放題です。
この舞台設定、今見るのには、怖すぎる。
2)主人公のエイプ シーザーがかっこいい。
今回の主人公の猿(エイプ)はシーザー。ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアンディ・サーキスがモーションキャプチャーを駆使し、猿のリーダーとなるシーザーを熱演。
その動き、表情、猿をまねているのですが、とても威厳やプライドがあり、かっこいい。人間の優しさも怖さも知る、優しくて強いエイプを演じています。
このシーザーの姿、さらに、猿たちの特殊撮影を見るだけでも、この映画は見る価値があります。最初の15分は猿しか出てきませんが、圧巻の映像です。
3)新三作を貫く言葉「猿は猿を殺さない」
今作では、一作目でも出てきた、この言葉が、ストーリーの中心になる重要なテーマを与えています。
猿は猿を殺さない。人間も本来、人間を殺さなかったのではないか?欲望や憎しみに駆られて、人が人を殺すようになったのではないか。
動物の本能に矛盾して、仲間を殺す心や関係の移り変わりが、丁寧に描かれています。
猿インフルエンザで滅亡した人類の生き残りと猿との戦い。猿の社会での関係や心の機微を描いたお薦めの大作でした。
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名作SF『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。ウイルスによって滅亡状態に陥った人類と、遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちとの対峙(たいじ)が思わぬ事態を引き起こしていく。前作に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアンディ・サーキスがモーションキャプチャーを駆使し、猿のリーダーとなるシーザーを熱演。その脇を『ホワイトハウス・ダウン』などのジェイソン・クラークや『裏切りのサーカス』などのゲイリー・オールドマンが固める。人類が衰退した世界の衝撃的なビジュアルに言葉を失う。シネマトゥデイ
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