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『40代からの勉強法&記憶術』(碓井孝介著)を読んだ

2018-11-14 08:08:23 | 書評
勉強が苦手だった学生が勉強の仕方を工夫して効率的な記憶術を確立、大学在学中に司法書士試験に合格、大学卒業後1年4か月の学習期間で公認会計士試験にも合格した、という著者の書いた「40代からの」とマーケットを絞った勉強法の本です。

この本では、まず、「40代の記憶の落とし穴」として、40代の方がなぜ勉強できないか、記憶できないかを分析したうえで、その勉強できない原因への対策としての、勉強法をまとめています。

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40代が覚えられない理由を起点にした、この本のフレームワーク①余計なことを考えてしまい、情報を素直に覚えられない
→情報のターゲティングができていない
「情報のターゲティング」

②時間がないと覚えられない、と思い込んでいる
→短時間で記憶できる方法を用いていない
「最速スピード記憶術」

③集中力が昔ほど続かない
→集中力が続く環境をつくれていない
40代のための集中法
④知識を「知力」に変える勉強法

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私が特に印象的だったのは、①と②です。

①の情報ターゲティングについては、
あたりまえのことですが、何をゴールに勉強するか、どのような教材を使って勉強するか、すなわち、勉強の戦略が非常に重要になります。ターゲティングの重要性を説いているのは、私の説く「合格戦略」とつながります。

④「知力」に変える勉強法では「オンライン上での不特定多数への発信」として、ブログ、Webライターをすすめています。アウトプット学習です。また、仲間と担当科目を決めて教えあうことをすすめています。人に説明すると、おぼえた知識の「弱点」が見えてくるのは、私も実感するところです。

難関資格試験を取得した人でも、ブログのようなアウトプットをすすめていることが印象的でした。アウトプット全盛ですね。その点を、新しい試験勉強にも取り入れていきたいと思いました。

『面白いほど成功するツキの大原則』(西田文郎著)

2018-11-12 08:43:10 | 書評
西田文郎先生の本は、勢いがあっていいですね。とても納得できる気づきのある箇所も、すこし懐疑的になってしまう箇所もありますが、総じて、共感できる内容です。私は、先生の本はテンポがいいので、オーディオで聞くのにぴったり。私はiPhoneのSiriの読み上げ機能を使って、通勤時間に聞いて「読破」しました。西田先生のおっしゃる、夢を持ち、熱意をもって、プラス思考で生きることによりツキを呼ぶ、という考えは、いろんな自己啓発本に書いていますが、一流スポーツ選手の実績で裏付けられているため、説得力があります。

まったく新しい気づき、あるいは、リマインドしていただけたのは、
□ 10年後のあなたは、今あなたが予感しているとおりのあなたになる

□ 成功する人間の脳には「成功するためのソフト」が入っているので、いやでも成功してします。

□ 自分で思う自分の「中身」より、「評判」のほうが大切である。

□ 熱意と感動は、ついている人間を引き寄せる磁石である。
□ クリアリングひとつで、人間の感情などいくらでも変えられる。

□ 夢を持つ秘訣は、自分以外の人を幸せを思う心である。

10年後のイメージ、夢。家族に語ったら、みんな笑っていましたが、私は実現する予感がしています。この気持ちが弱くなった時に、また、西田先生の本をオーディオで聞きたいと思います。・

『死ぬこと以外はかすり傷』(箕輪厚介著)

2018-11-10 09:51:31 | 書評
SNSでも書店でも大きく取り上げられているNews Picks編集長 箕輪さんの自伝であり、仕事について語る自己啓発本。1時間くらいで読める、という評を読みましたが、熱い言葉を噛み締めながら読んだので、専門書並みに時間をかけて読みました。

この本を全く自分とは別世界の熱狂的な天才編集者の考えと思うか、気づきを得て今日から自分の生き方、仕事の仕方を変えるかは読者次第でしょう。私はこの本から、いくつもの気づきを得ました。

1-やりたくないことを止めるのはいいが、その代わりに「何か1つでトップになれ」

2-憑依レベルで(相手を)分析する。相手を想像して、想像して、想像し尽くす。

3-努力は夢中に勝てない。

4-意識くらい高く持て。

5-ヒーローインタビューを想像せよ!

恐るべきプラス志向、恐るべき熱量、没頭。自分のことを反省するとともに、気づきを得た点を中心に、行動を変えて行きたいと思いました。



『一生モノの副業』(石川和男+千葉善春著)

2018-11-06 08:11:01 | 書評
一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方
石川和男,千葉善春
左右社


「この1冊でわかる大学講師のなり方」という副題が目を引く一冊です。講師、セミナー講師に興味があり、同テーマの本を何冊か読むなかで、読み進めた一冊です。大学講師になることのメリット、そして大学講師になり方のみをテーマを、著者ご自身や知り合いの方のエピソードを取り入れて、とてもわかりやすく解説しています。

読んでみて、「大学講師」についてのイメージが、かなりつかめました。
1)大学講師になることは、金銭的なメリットは少ないが、本業・副業に「信用」をつけるという大きなメリットがある。
2)学生は授業を受けるプロ。学生の興味を長続きさせることはとても難しく、大学講師では講師力が鍛えられる。
3)タイプB講師、すなわち大学の課題授業や公開講座を担当する講師であれば、副業も十分可能。この場合も、「専門性」と「講義実績」が選ばれるポイント。
4)講師になる方法としては、実績のある他の講師の人からの紹介が最も有力。ただし、紹介されたらすぐ講師ができるように準備しておくことが重要。
5)講義の内容には聞き手にとっての既知の内容を取り入れると、最後まで集中力を切らさず聞いてもらえる。

どのタイプの大学講師になるにしても、必ず講義実績と専門性が必要です。まずは講義実績を作っていくところから始めていきたいと思います。

『マンガ 中国とアラブがわかる世界史』(ゆげ塾著)を読んだ

2018-11-06 07:48:36 | 日記
高校の時に世界史を選択していなかったうえ、中学の時まったく勉強していなかったので、まったく、世界史には疎いです。いきなり難しい本を読んでもハードルが高すぎ寝落います。ゆげ塾の世界史の本は、世界史の大きな流れを必然としてとらえ、それをとてもわかりやすく書いています。この「マンガ わかる世界史」シリーズでは、イギリス、中国、日本という国をマンガに出てくる女の子とたとえ、表情豊かに描きます。子供じみているように見えますが、なかなか、本質がわかりやすく、私には勉強になりました。

この本を読んでの気づき、
1)中国にはもともと中華思想とそれに伴う作法政策と朝貢貿易の長い歴史があった。その後のアヘン戦争以後の欧米による半植民地化と日中戦争の経験が、現在の中国の外交政策に影響している。

2)エジプトのムハマンド=アリー、アラブ大反乱のフサイン=イブン=アリー、第2次中東戦争で英仏イスラエルと戦い敗れるも国際世論を味方にしたナセル、いろんな英雄がアラブの統一と繁栄を目指しましたが、いずれも欧米の思惑に基づく横槍のせいで、失敗しています。欧米列強はアラブの中の一国が力を持つことをおそれ、常に勢力分断するよう、介入してきた。その長い歴史の結果として、現在のアジア情勢がある。

以上の二つの大きな流れを知ることができました。ニュースを見ていても、見方が変わると思います。世界史は私の専門のテーマとは最も離れたところにある分野ですが、マンガと基本書を読んで、大きな流れをつかみ、海外出張や日本にいる外国人の理解の際に参考にしたいと思います。