2月の大劇場では観劇が叶わなかった、宙組公演。
無事に東京公演の初日が開き、2日めの今日、やっと観ることができました。
大劇場公演の千秋楽も、ライブ配信で観ようか…悩んだものの
やはり初見は、やはり劇場で生で観たいという思いが勝り、
しかしながらほんとに4月まで待てるか‥?という気持とのせめぎあい。
なんだかんだと仕事の慌ただしさで、乗り越えられてしまったけど
本当に長かったよーーーーー!
なんだかまた新鮮な気持ちで観ました。
演じる人によって、こんなに違うのか・・・と。
流れに「?!」と思うところはありつつも、演じるひとりひとりの役柄への説得力、
全員の勢いになんだか飲みこまれるように、引き込まれて息が止まるような瞬間もたくさん。
歌声の大迫力が、宙組一丸となったときの持ち味でもありますが、
それが生きることへのうねりのような、心の悲鳴のようでもあり。
びりびりと心に響く、りっつ、あーちゃんをはじめ、コーラスを引っ張る
人々が素晴らしかったよ…!
スペイン内戦の話ではあるものの、現実のいまウクライナで起きている戦闘と混乱を
投影しているかのようで、思わず重ねずにはいられない。
「アナスタシア」もだけど、この「Never Say Goodbye」も宙組の分厚さで
一本物をここまで魅せられるのは素晴らしいのひとこと…
男役としての最高をまた更新してきた真風涼帆さんという人は
いったいどこまで高みにのぼりつめていくのだろうか。
隙がないのに余裕を感じる、それはどこまでも磨き上げられた成果だと思います。
ラストのフィナーレ、これがもう本当に最高。
群舞の赤と黒、デュエダンの白、情熱的で、艶やかで、もうずっと観ていたかった。
大階段のフォーメーションも、総踊りもとにかくかっこいい。
ムレータを銀橋でゆりかちんが回しはじめ、舞台と大階段の男役総出で回すシンクロ、
もうなんというか、世の中許されているなら絶対歓声あげちゃうくらい。
これぞ宝塚の華やかさとエンターテイナーっぷり。お見事でした。
よかった、やっぱりここまで待ってよかった。
短いけれど、どうか東京公演は無事に健康に駆け抜けられますように。