アクセサリー&イラスト作家・悦のブログ

水と空気のきれいな神奈川県秦野から発信!銀・真鍮アクセサリー&イラスト作家『etsuspoon 』です。

厚手の真鍮、薄手の真鍮

2016年08月16日 | デザイナー日記
最近、真鍮アクセサリーが巷で流行っているようです。
作り手としてはうれしいかぎり。

ただ、水に弱いしくすむということなど、金属のことをちゃんと知っておいてもらいたいなあ。
わたしはそのくすみがアンティーク感があって好きなのですが、やはりご購入いただくときは「くすみますよ」と声をかけています。
ピカピカのすきな方は豆に磨くか、レジンなどの表面加工をした方がよいでしょう。
私の作品はピカピカもあれば、やすりでのヘアーライン加工もあり。
たくさんロウ付けするので、ピカピカの方が仕上げがたいへんです。
かなり削ってレベルをだしたりします。

ロウ付け作業のものは厚手のほうがやりやすいです。
薄手のモノはフラックスの蒸発とロウの溶け具合をうまく調整しないと炭化した表面が真っ黒になったりします。
なので、薄手のブローチの裏は半田で厚手のものは銀ロウづけしています。
どちらの厚みもそれぞれに個性がでるので好きな素材です。

銅も火入れした後のくすんだ色が好きでたまに使いますが、磨くと安っぽくみえるのでオブジェなどがメインかな。

先日、ひょんなことから銅を買わされてしまったので、壁画は真鍮と木材で作る予定でしたが部分に銅も使ってみようかと思っています。
200センチぐらいの船を木で、上に飛ぶブタ3匹を真鍮で。
そろそろ形が見えてきました。
でかいので、まず型紙づくりです。