版画をやりたいのか
わー、影入っちゃった
版画でなくてもいいのか
ちょっと方向性を考えたくて
1年ぶりくらいに作品の整理をしてみました
ほとんどの版画の作品は
A4サイズの入る茶封筒に
エディション順に入れてあるのですが
ちょっとしたところから
試摺りとか
イメージスケッチとかが出てくる
しばらくみていないと
客観的に見れる気がする
感想は
「結構頑張ってたな、私」
ああ、この頃は半の重ねにハマっていたな、とか
形の面白さだけを色に任せて刷っていたな、とか
ペンでどこまで線が引けるか墨の具合に命をかけていたな、とか
楽しんでいるのがよくわかる
うまいとか下手とか以前の大切な気持ちがいっぱい入ってる
結婚式の時の席次表もプレス機を使って仕上げました
それがこれ↓
わー、影入っちゃった
中側がこんな感じ
こういう、形だけを版で刷るのを「空摺(からずり)」というのだそうです。
当時はそんなの知りませんけど
「エンボス加工」っていっていましたよね。
版画業界でなく印刷業界ですと多分エンボス加工の言い方が優勢
空摺のやり方はいろいろあるようですけれど
木版ではもう江戸時代にも使われていた技法のようです
掘ったところに紙を当てて
硬いバレンや木などでグリグリして
形を写しとったようです
私のこのポットと茶筅は
厚紙で形を切り抜いて
それをもう一枚の大きな厚紙に貼り
エッチングプレス機で刷ったものです
厚紙エンボスの良いところは
強すぎてもあてた紙が破れないこと
紙を濡らさなくても
カラーのケント紙が破れずに
よく形が出ました
写真のものはもう16年ぐらい昔のものなんですけどね
少し形が緩んだ気もするけど
それでも凸凹しているのって楽しい
また作ろうかな・・・