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頭蓋骨のジュエリー

2008-06-11 | 趣味


以前にも骸骨の指輪について記事を書いたことがありますが、カテゴリー分けの編集中に記事が消えてしまったので再度書くことにした。
その前に35も過ぎてドクロかよ・・・と思う人がほとんどだとは思いまが、それについて本気で語ると、長くなるし聞く方もめんどくさくなると思うので多くは語りませんが、まあ、好きなんだな~、くらいに流してください(笑)。

10代くらいの時はパンクロックよろしく「ウヲ~!テメ~ラ!ブッコロシテヤルゼ~!」的なオドロオドロしい顔をしたスカルが好きでしたが、歳を重ねるにつれ、「無駄な力が入っていない美学」というものを意識するようになりました。そんな事を思い始めた20代後半、ある有名なロックスターが最高に理想的な形(表情)をした骸骨の指輪をしているのを発見。同じものが欲しくて色々探してはみたが、どこにも売ってない。どうやら彼しか持ってない単品製作品らしい。しかし、世界一有名なその指輪が欲しいと思うマニアは驚くほど多いので、彼の指輪と謳い似ても似つかないものを作るブランドも数知れず。しかしまあ、造形的に素人目で見ても似てないわけですよ。。悲しいほどにブッサイクなものばかり。。かといって自分で作れるわけもなく。。。そんなこんなでアンテナは張りつつ、理想的造型の物がないかと待ち望んでいると、昨年末、恐ろしいほどの造型技術を持った日本のあるジュエリーデザイナーが「例の指輪」の製作に着手した。シルバージュエリーの世界では既に有名な人で、その造型技術は世界に誇れるほど高いと定評があるという。大いに期待してその作品の完成を待つことに。
その後、完成した写真が発表された時、あまりにも驚いたので実際に中野にあるアトリエ兼ショップに足を運んで現物を見ると、鳥肌が立つほどの完成度。即決でオーダーし、一つ製作してもらう事に。受注製作なので、すぐには買えないし、全ての工程をたった一人で作っているので何週間もかかります。
その時製作したモデルのサンプルが上の写真の右の3つ。3つとも同じ物ですが、エイジング加工によって多少形が変わっております。そして、最近発表されたのが左の二つ。前作もジュエリーとしての完成度は半端じゃないのですが、デザイナー本人の手元にオリジナルの資料が増えるにつれ、「再現度」に納得がいかなくなり、新しく作り直したという訳です。
当然、新作も製作発表と同時にオーダーさせていただきました。
1ヶ月ほど待ち、ようやく完成したと連絡があったので、先日受け取りにいきました。
それがコレです↓


・・・もう似てる似てないの問題ではなくなっており、全てにおいてとにかく美しい。仕上げの技術も最高レベルだし、使用感も文句なし。。再現度、及びジュエリー作品としても完璧です。^^

この日、2~3時間に渡り、髑髏について色々お話を聞かせてもらったのですが、その途中に面白い作品を見せてもらった。モデルは隣でバーを経営しているオーナーさんだそうです。しかも、半分は生(笑)。あまりにも細部まで細かく再現されている為、大きな作品のようですが、実は指輪と変わらない大きさ。レントゲン写真を元に歯並び、頭蓋骨の形も本人と同じように製作したんだそうな。実は彼はジュエリーデザイナーでありながら、学者並みに骸骨に関しての知識も豊富で、人類学などにも精通しているという筋金入りの造型師でもあるのです。ということで彼の作る頭蓋骨のジュエリーはただならぬオーラを放つのでしょう。納得せざるをえませんね。





↑すごいよね、コレ。。ちなみに本人そっくりです。




↑この方がこのプランドのデザイナー(造形師)。
デンジャラスな風貌とは逆に、とても気さくで親しみやすい人です。
彼は現在発売中の「BIKER MON」という雑誌で7ページに渡り特集されておりますので、ご興味のある方は御覧になってみて下さい。
仕事にかける情熱やプライド、見習う事多しです。。。
コメント (4)
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