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松本侑子さんの『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(光文社刊)が第29回「新田次郎文学賞」の受賞作に決定した。同賞は財団法人新田次郎記念会が主催する文学賞であり、ノンフィクション文学や自然界に題材を求めた作品に贈られるという。
今回の『恋の蛍』の受賞は、松本侑子さんの数年にわたる緻密な取材・調査と、山崎富栄と太宰治、そして二人をめぐる人々が戦争や社会の変貌といった波乱の中で、どのように生き抜いてきたのかを描き、たんなる恋愛や情死小説をこえた骨太の構想が評価されたのではないかと思うが、どうだろうか。長く読み継がれるべき評伝小説として強く推してきた私にとっても、自分のことのように嬉しい知らせであった。
ところで、新田次郎は作家にして気象学者であった。(ちなみに妻は作家の藤原てい、息子は数学者にしてエッセイストの藤原正彦) そのためか同賞の正賞は気圧計であるとか。余談ながら、本当であるとすれば、どのような気圧計なのか松本侑子さんに伺ってみたいものである。
受賞おめでとうございます!
今回の『恋の蛍』の受賞は、松本侑子さんの数年にわたる緻密な取材・調査と、山崎富栄と太宰治、そして二人をめぐる人々が戦争や社会の変貌といった波乱の中で、どのように生き抜いてきたのかを描き、たんなる恋愛や情死小説をこえた骨太の構想が評価されたのではないかと思うが、どうだろうか。長く読み継がれるべき評伝小説として強く推してきた私にとっても、自分のことのように嬉しい知らせであった。
ところで、新田次郎は作家にして気象学者であった。(ちなみに妻は作家の藤原てい、息子は数学者にしてエッセイストの藤原正彦) そのためか同賞の正賞は気圧計であるとか。余談ながら、本当であるとすれば、どのような気圧計なのか松本侑子さんに伺ってみたいものである。
受賞おめでとうございます!
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侑子先生だからこその緻密な取材と写真。
ファンとしては受賞が本当に嬉しいです