『遺体科学の挑戦』(遠藤秀紀・著、東京大学出版会)
『解剖男』、怪しげで忌まわしい感じがする。『人体 失敗の進化史』、刺激的だがエセ科学的な雰囲気も漂っている。そして『遺体科学の挑戦』、遺体を科学するとは、法医学かなにかの本だろうか。これはすべて同じ著者、遠藤秀紀氏の著書であるが、けっして怪しげでも忌まわしくもなく、しごく真っ当な科学の本である。しかし、法医学のような実利的な分野の本とは明らか . . . 本文を読む
『赤毛のアンの翻訳物語』(松本侑子、鈴木康之・著、集英社)
『作家になるパソコン術』(松本侑子・著、筑摩書房)
10年くらい前に初めてパソコンを買った。その年に二度目の大学生生活も始めたのだが、授業などでの必要性に迫られて買ったわけではなかった。パソコンを所有する人も増えはじめたころで、自分もパソコンくらい持っていなくてはという思いからだった。ところが、いざ買ってはみたものの、少々極端にいえば . . . 本文を読む