モスクワでは9月8日の市議会議員選挙を前に、独立候補への妨害に反対する大規模デモが頻発し、緊張が高まっている。
これに先立つ8月3日、「モスクワ警察が町中の監視カメラ網を始動させる」と報じられた。AI(人工知能)による個体識別機能が搭載された監視カメラを使い、「対象者の移動ルートを完全に追跡し、自宅まで突き止める。これで扇動者たちが監視の目をかいくぐるのは不可能になる」(インターネットジャーナル「スローヴォ・イ・ジェラ」)。
監視カメラ網は国営銀行ズベルバンクが開発サポートしたもの。
同行は国民の70%が利用し、顔人称、送金入金、問い合わせ履歴など膨大な個人情報をため込んでいる。
この個人情報と監視カメラデータを突き合わせて、無名のデモ組織者を割り出すことが可能だ。
ハイテク監視網が張り巡らされたモスクワデモ弾圧の裏側を探る。
詳しくは東洋経済オンライン掲載の拙稿
カネも通信も丸裸、ロシア「監視社会化」の恐怖ー「ハイテク捜査網」がデモを心理的に圧迫ー
(ちょっとタイトルがステレオタイプすぎるが)
https://toyokeizai.net/articles/-/300097