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スイレン、世界中に逸話の残る美しい花は5月8日の誕生花

2019-05-08 | 誕生花

10月30日の誕生花としても名前を連ねているスイレン。

開花時期は5月から10月と仲間の蓮より早く咲き始め、蓮より遅い時期まで愛でることが出来る。

スイレンは古代エジプトの太陽信仰のシンボル。

スイレンの花冠からは日の出の神ホルスが立ち上がるとされていた。

東洋では、とある湖の近くに太陽を意味する「ワヲタ」という酋長と美しい恋人(乙女)がいた。

ところが乙女の両親が交際に反対したため乙女は湖に身を投げてスイレンになってしまう。

それ以後、スイレンは太陽の暖かさで花を開き、太陽が居なくなる夜には花を閉じ眠る様になったとされる。

ドイツでは森のニンフは人間が近づくとスイレンに変わり、人がいなくなると元に戻ると言われている。

また、スイレンの葉の下には邪悪な木の魔物が潜んでいるため花を摘むときには刃物を使ってはならないとされている。

花の色には白の他にベージュ・紅色・紫・桃色がある。

花持ちは3日から5日程度。

葉っぱは蓮のものと似るがスイレンには切れ込みがある。

この切れ込みの御陰で大雨などで増水しひっくり返って裏返しになっても水かさが元に戻ると表に戻るという特徴がある。

水辺付近に伸びる葉っぱが持つ絶妙な演舞。

余談

誕生花の定義は曖昧で由来や定義は国や地域によってまちまち。

ちなみに5月8日の他の誕生花にはマツバギク・シャクナゲ・シャクヤク(桃)・アスパラガス:スプレンゲリーエーデルワイス・オダマキ・クチナシ・シャガ・ジャスミン・スイカズラ・スイレン(黄)・スイートサルタン・デイゴ・ハナショウブ・フジ・フリージア・ベルフラワー・マツバギクがある。

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