「雨に叫べば」(2021年)は、数々の話題作を世に送り出している内田英治監督と“カメレオン女優”こと松本まりかの共演、とPRしていた。
開始早々の場面、松本がテンパって車に閉じこもってしまったシーンが、ありえないから“なんだこれ”ってちょっと白けたんだけど。
終わってみればなかなか観せた。
80年代の映画業界は当然男性優位の世界。そこでデビュー作に挑む女性監督の奮闘のハナシ。懺悔するかのごとく描かれた当時の業界の実態。それにも負けない俳優やクリエーターたちの熱い情熱びグッときた。
“配信コンテンツ”とのことだがとてもいい作品だった。大手の金かけた商業映画にはない雰囲気があって。