有川浩「空跳ぶ広報室」はすごい。泣かずには読めないし、自衛隊、報道のあり方等々の問題について、大いに考えされる。文庫本の「あとがき」、登場人物のモデルの空自幹部による「解説」がこれまたすごい。この傑作小説の“終章”というのがふさわしい。わたしはまだ「阪急電車」しか読んでない上に、読了してから有川さんが女性だと知った程度の読者でしかないのだが、ホントにこの作品に出会えたことは衝撃だったなぁ。さあ次は何から読もうか。