妖精とぶらり散歩

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葬儀は「別れ」と「再会」の場

2024-11-10 13:33:49 | 日記
葬儀に参列すると、あちこちで「いやぁ~、お久しぶりね〜」と何年かぶり、いや何十年ぶりの再会を懐かしんでる光景を目にします。

私も葬儀場ではいつも思いがけない再会をしますが、最後に見た時は赤ん坊だった男の子が、立派な青年になってて驚いたことも。

時の経過もさることながら、親戚同士でも一同に集合して顔を合わせるのはこんな時くらいしかないのだと複雑な気持ちになります。

まさに、葬儀は別れの場ではあるが、再会の場でもあると思います。

この再会は、故人が引き寄せてくれたご縁です。

だから、このご縁を大切にし、これからも繋げていきたいですね。



私の知り合いに、一人暮らしで家に閉じ籠もりがちな高齢者がいて、こう言ったら語弊があるのですが、葬儀に参列する事が楽しいと言ってます。

そこに行けば、懐かしい人との再会があるからです。
(但し、若い人の葬儀でなく高齢者の葬儀です)

遠く海外から参列する人もいるし、国内でも何時間とかかって見える人もいるでしょう。

私のような高齢者には、もう次の再会はないかもしれない、今生の別れになるかもしれません。

だからしっかりと記憶に残るように、目に焼き付けてます。



学生時代の友人が亡くなり、葬儀に集まった中年の同級生達は、皆と何十年ぶりの再会に、故人の思い出話や近況報告、昔話しに花が咲き、まるで同級会のようだったと聞いたことがあります。

不謹慎と思われるかもしれませんが、それで良いのだと思います。

その葬儀での同級会の中には故人も一緒になって、みんなとの再会を喜んだでしょう。

せっかく再会できたのだから、これからも故人から頂いた縁を大切にしていく事が一番の供養になるはずです。



いつだったか、こちらのブログにも、ずっと仲たがいしていた三人の兄妹が、お母様の葬儀で何十年ぶりかの再会をし、それがきっかけでお互いを許し合い、葬儀会場で三人が握手して雪解けを果たしたというお話をされた方の記事に感動した事を覚えてます。

その握手してる写真は、どんな写真より素晴らしかったです。

これも、お母様が三人を引き合わせたのでしょう。

最高の親孝行ができて、一番喜ばれたのはお母様ですね。



やっぱり、葬儀は別れだけでなく、縁を繋ぐ再会の場だと思います。

不謹慎な書き方がありましたらご容赦ください。