妖精とぶらり散歩

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

忘れられない猫「りんちゃん」

2024-11-18 17:44:37 | 日記
5年前の夏、you tubeで偶然見つけた一つの動画。

それは、佐渡ヶ島に移住して犬と一緒に住み始めた若い男性の日常を綴ったものでした。

広大な佐渡の自然の中での暮らしぶりは、ドラマ「大草原の小さな家」を思い出させてくれました。

その主人公はTさん。

ある日、その佐渡の林道で、親に捨てられた黒い子猫を偶然にも見つけ保護したのです。

その時の子猫は酷い猫風邪で目が無いような状態でした。

それがTさんと子猫の運命の出会いでした。

すぐに獣医さんの所に連れてってくれました。



林道で出会ったので「りんちゃん」と名付け、犬と子猫の三人の生活が始まりました。

佐渡の海で魚を釣って、調理して犬と猫に食べさせたり、とびっきり綺麗な夕陽を見せてあげたりで愛情たっぷりに育てる姿に、私も毎日の動画を観るのが楽しみでした。

ワンコも優しいコで、りんちゃんとは直ぐに大の仲良しになり、二匹がピッタリ寄り添って寝る姿は可愛かったな〜

りんちゃんは目は見えるけど、目の状態が悪くてとっても可哀想なコ。(手術もしました)

そんなりんちゃんの様子をほぼ毎日伝えてくれて、やがてその動画はマツコ.デラックスさんの目に留まったのです。

それで、マツコさんは番組の中で「佐渡にりんちゃんっていう黒猫ちゃんがいてね、お目々が悪いんだけど可愛くて、もうメロメロなの〜」
と話されたのでした。

それがきっかけとなり、Tさんとりんちゃんがマツコさんの番組に出演される事になったのです。

私はその番組がON AIRされる日を楽しみにしてました。

Tさんは後ろ姿の出演でしたが、りんちゃんはお行儀良くしてて、マツコさんが抱くとあっという間に寝息をたてて寝てしまったのです。

安心しきった表情をして、マツコさんも驚いてました。

でもね、佐渡から東京のスタジオまでの大移動、ワンコちゃんも一緒に車で行ったようだけど、動物にとっては大きなストレスじゃなかったかな。

テレビ局さんも、そこの所を考えて、マツコさんが佐渡のりんちゃんに会いに行くという企画にしてほしかったな。



それから、Tさんは捨て猫を見捨てられず、7匹の猫ちゃん達を保護し、家族に迎えました。

みんな可愛い猫達だけど、やっぱり、りんちゃんは特別でした。

頭が良くて、ワンコと育ったから、自分は犬だと思ってたようです。

その動画は毎晩10時頃にアップされるので、私の1日の最後に観るのが習慣で、すっかり私の生活の一部になってたのです。

5年間、ほぼ毎日でした。

それが、
それが、3週間前のこと、

突然、「今まで、りんちゃんを有り難うございました」というタイトルが!!

えっ! 今までって!!

なに? どうしたの!

恐る恐る観てみると、憔悴しきったTさんが、タオルで包まれた大きな箱を触りながら、「昨日、りんちゃんが亡くなりました」と言うではないですか!

数時間前まで、いつもと変わらなく元気だったのに、突然倒れてた。
触ると、半分冷たくなってて、もう硬直が始まってた。
と涙声で話されました。

もう突然の事で、私の生活はどうなってしまうかと思うくらい悲しかったです。

実際に会ったこともない、映像の世界での触れ合いでしたが、りんちゃんの5年間の様子は、私の生活の励みでした。




この動画を観てらした方もいらっしゃるでしょう。

りんちゃんは5年という短い寿命でしたが、とても濃い5年間を過ごせた幸せな猫でした。

Tさんにあの日に見つけてもらわなければ、あの時に終わってた命。

Tさん、本当に有り難うございました。

これからも5匹の猫ちゃんとワンちゃんを陰ながら応援してます。

私はいち視聴者にすぎません。
それでもこんな辛い気持ちになるのだから、実際に猫ちゃんやワンちゃんを飼われていて、お別れを経験された方のお気持ちは想像を絶するものだと思います。

それでも受け入れなければならないですね。

世の中、永久不変なものはないです。

人間も動物の命もいつかは終わりが来ます。

これを諸行無常というのでしょう。

だから今この瞬間を大切にしたいです。


🌟🌟551🌟🌟

今日、ご近所さんから私の大好きな大阪551の豚まんを頂きました。
娘さんが大阪に行ったお土産だそう。





夕御飯に蒸し器でホッカホカに。
豚まんon the キャベツで!




年内に再び食べられるとは思わなかったな。
美味しかった〜

ごちそうさまでした

最後まで読んで下さり有り難うございました🧚