修禅寺のあとは桂川周辺をゆったりと散策。
私たちがこの「修善寺」を訪れるようになった理由は
十数年前にオペラ『修禅寺物語』を演奏することになり
せっかくだからと歴史をしっかり学ぶため。
『修禅寺物語』は岡本綺堂による頼家の死にまつわる戯曲。
将軍源頼家と能面づくりの名人夜叉王の娘である
「かつら(桂)」との愛について描かれています。
物語の舞台となった桂川に掛かる5つの橋を渡り
最後に修禅寺でお参りすると恋が成就されるとか。
5つの橋とは
「渡月橋(とげつ/みそめ橋)」
「虎渓橋(こけい/あこがれ橋)」
「桂橋(かつら/むすばれ橋)」
「楓橋(かえで/よりそい橋)」
「滝下橋(安らぎ橋)」
こちらは「独鈷の湯」
諸国を行脚中の弘法大師が桂川で病父を洗う少年を見て心うたれ
独鈷杵(仏具)で川の岩を打ち霊湯を湧出させて
独鈷杵(仏具)で川の岩を打ち霊湯を湧出させて
父子に温泉療法を伝授したという修善寺温泉発祥の湯です♨️
桂川にかかる朱塗りの橋「桂橋」が印象的ですね。
ここは紅葉の名所でもあります。
明治5年創業、数多くの文人墨客に愛され
多くの名作を生んだ純和風旅館の「新井旅館」
温泉は全て源泉掛け流し。
荘厳な趣の大浴場「天平大浴堂」、渡りの橋、
文人墨客にゆかりのある客室などが国の登録有形文化財だそうです。
こちらは「竹林の小径」
温泉街の中心部を流れる桂川に沿う遊歩道。
竹林の中央では大きな竹製の円形ベンチで風を感じることが出来ます。
...というわけで大きな竹製の円形ベンチに寝転がって
上を見上げた景色もせっかくなのでパチリ📷️
普段は人が多くてこんなこと出来ませんからね〜
竹林の小径の途中にある和風ギャラリー「しゅぜんじ回廊」
年間を通して修善寺の歳時記の写真展など
修善寺ゆかりの企画展が開催されています。
桜の花はまだ早かったけどユキヤナギが満開でした❤️
こちらは「赤蛙公園」
昭和19年、島木健作が病気療養のため修善寺を訪れたとき
桂川の中州から向こう岸に渡ろうとする1匹の赤蛙が目に止まり
これを題材とした有名な短編「赤蛙」が生れたこの場所に
小さな公園を作って「赤蛙公園」と名がついたそうです。
byかあこ