事件が描かれた風景画

事件が描かれた風景画

ある美術賞を受けた画家の話。

彼は元々設置美術をした人らしい。

しかし、ある日。世に起きている数多くのことを表現するには
設置美術よりもっと力動的な表現が可能な絵画の方が良いと思ったそうだ。

静的な風景の中でも
彼はその風景が成り立ってきて、これから成り立っていくことを表現する。
そして、風景として完成された結果を描くのではなく、
その結果を解体して結果に至るまでの原因と自分の感想を描くと言っていた。

道に咲いた花からでも、
暗闇を光る月光からでも
彼はその中で起きている事件に注目する。

毎日変わらぬ日常だが、
このサイトでも一日小さなことでながらもその中の大切な意味を読み、
慣れてない外国語で作文をする人が多々いる。

日常のことが読める力も、成長への努力もまだ足りないではと反省した。