飛~日記

飛の感じた事をおしらせしま~す!

本は絵、そして音楽

2013-09-26 22:30:01 | Weblog
本は絵、そして音楽です。今年の三月にトルストイのアンナ・カレーニナを読みました。ニコライが死にかけているシーンを読んでいる時、ある油絵は頭に浮かんできました。本の表紙で見ていた絵で、本の名前まで忘れているので、残念ながらこの絵の名前を全く知りません。けど、印象は残ってます。描写したのはベッドで寝ている男性、死にかけているのか、既に死んでいるのか、見分けることができませんでした。青ざめた顔で苦しみの残りが彫り込みました。暗闇は深くて、霧のように垂れ、その青ざめた顔しか明確に突き通すものはありません。この絵はニコライの死を描写するために描いた作品だと聞こえたら受け入れやすいと思いました。そして、トルストイ全体の描き方について考えたら、まるでその時代の油絵のように読めると気づきました。きっとトルストイは油絵について詳しいでした。それから芸術の作品の関連についてよく考えました。この本はどのような絵になります?という質問を何冊も読んでいる間に楽しく考えました。例えばベケットは意味を表すためにどのような筆遣いをしているのか、芥川龍之介の地獄変は地獄変自体、そしてそのシーンもどのような絵になりますか、などなど考えました。本には音楽のようなものもあります。言語のリズムもあれば、縁の流れもあります。人物の性格も音楽の形にも似て、文の調子は音色のように感じます。もう少し抽象的だけど、それでどのような本はどのような音楽になるについても楽しく考えました。今、私が書くつもりの本はどのような絵、そしてどのような音楽も楽しく考えています。^^では、今日のお進めはトラークルの詩、「To The Boy, Elis」です。