突然ですが、釧路でケア中だった保護犬 笑吉(しょうきち)は先週しおんの会を卒業しました!
笑吉の飼い主は釧路で一年間あずかりをしていたワタクシKaoriです。
私が笑吉(当時1歳7ヶ月)と初めて会ったのは2017年9月23日、他市から浜中町(しおんの会の拠点)にやって来た日でした。
当時の笑吉
笑吉の第一印象は人の膝にちょこんと手(前足)をかけ、人懐こく可愛い柴犬でした。
何故かこの時、笑吉に冗談で「うちの子になる?」と、軽く発した言葉が現実になり自分でも驚いております・・・^^;
しおんの会で笑吉を引き取る前は
約一年半ケージの中で過ごし生後6ヶ月くらいからストレスなどで人や自身を噛み攻撃的になったそうです。
保護当時も食べ物があると牙をむき唸り凄い形相で私たちを威嚇しました。
自身の尻尾や脇腹を噛みながら激しくクルクル回り、時には血がにじむまで何度も噛み続け自傷行為は止まりませんでした。
この時の笑吉は自分でコントロールが出来ないほど精神状態は不安定で、私たちが思う以上に笑吉の心の傷は深く暫く癒えることはありませんでした。
来町5ヶ月目の笑吉
【2018年2月撮影】
この時はブラッシングも出来ないほど嫌がり、何か目で訴えています(^^;)
精神状態が安定し本来の穏やかな笑吉に戻れるようにと、当時お世話をしていたメンバーYさんがゆっくり焦らず笑吉と向き合い愛情を注いでくれました。
少しずつ穏やかになってきた笑吉ですが、当時笑吉の預かりをしていたメンバーYさんのお宅にはたくさんの保護犬や動物がいました。
愚痴一つ言わないYさんですが、時にはヘトヘトになり疲労が溜まる様子を見てきた私は笑吉を釧路に迎えようと決意。
去年の8月から笑吉は釧路で暮らすことになりました。
笑吉を迎えるにあたって、第一優先は笑吉のケアです。
ストレスが溜まらないよう毎日の運動(散歩)やブラッシング、アレルギー予防、食事などに気を付けて
常に健康を保つための努力は欠かせませんでした。
現在も昼夜問わず眠っている時は時々悪夢にうなされ、突然起きて唸り声をあげながらクルクル回ることがあります。
まだ完治しているわけではありませんが、人や犬とコミュニケーションの取り方が分からなかった笑吉が、人や犬との関わり方を学び本来の優しい穏やかな笑吉になりました。
そして時間と愛情を注ぎ、諦めずに笑吉を信じることで笑吉との信頼関係が深まりました。
ドッグフードを与える時は鼻筋にシワを寄せ唸り威嚇していた笑吉でしたが、優しい表情で手からドッグフードやおやつを食べれるようになりました!
最近の笑吉
【2019年8月撮影】
昨年の春、心が折れそうな辛い出来事があり、ずっと気持ちが沈みがちだった私でしたが、笑吉を迎えてから健康的な生活を取り戻し、この一年間笑吉のおかげで笑うことも多くなり心豊かに暮らすことができました。
笑吉とは出逢うべき時に出逢い、来るべき時に此処(釧路)に来たのだと、不思議な縁を感じています。
これからもこうして笑吉と一緒に暮らすことの喜びを忘れず、笑吉が幸せな一生を送れるよう一日一日を大切に暮らして行きます。
先ず、近未来の目標は笑吉と一緒に道内旅行をすること(*^^*)
笑吉のことを心配してくださった他市のIさん、福澤代表、メンバーYさん、
そして、今日まで見守り応援してくださった皆様、本当にありがとうございました☆
浜中町に来て6日目の写真
【2017年9月末撮影】
先月の笑吉
浜中町・しおんの会の事務所にて
【2019年7月20日撮影】