■阪急デパート
祇園四条を降りて、鴨川を渡り、右手に〝先斗町入り口〟の看板を見ながら、狭い歩道を押し寄せてくる人の中を歩きます。
阪急デパートの交差点、ここら辺の歩道には屋根がついているんです。
この屋根の影響で、この沢山の人々の話す声が上から降ってくるんです。
そりゃぁ、凄いどすえ~
地元の人に国内外のお客さん、それが狭い歩道を歩き、思い思いに話しているのですから、例えて言うならば、よく街路樹に数万羽の鳥が集まって夜を過ごしている場所の、鳥の囀りの様といえばいいのでしょうか・・・
あと、各店舗が、音楽を垂れ流していないから、人の声だけが〝降ってくる〟様に感じるのでしょう。
とにかく、圧倒されてしまい、目の前の阪急デパートへ入ります。
5階の紳士服売り場に入って3分、買い物を済ませ、先斗町へまっしぐら・・
〆て4600円の買い物
■先斗町から駅前まで
比べてしまうのも可哀想なんですが、中野に似ていると思っています。
狭い路地にひしめき合う店・・・
違うのは〝品〟
なんでもない建物の、奥の方に店舗・・・
でも、ここに〝キャバ〟は在りません。
品の良い着物を着た女性が、控えめに店の前に立って声を掛けてくれます。
この日は一日中〝無言の行〟だったので、それが嬉しい事・・・
で、寄ったかというとそうでもなくて、一通り見て周り、三条あたりで左折。
半分観光客を相手にしている所ではなく、探検しようと思ったから。
しばらくして〝坂本竜馬~〟の看板。
そう、〝酢屋〟・・・
中岡慎太郎といるところを襲われたのは〝近江屋〟
人混みの中、旧友にでも会ったかのように声を上げてしまいそうなのを押さえ、しみじみ眺めた後、西へ歩きます。
錦小路を歩きます。
行き当たったのは、〝牡蠣のだいやす〟
ここでは牡蠣を焼いてくれて、一個180円。
この日は、ここまで貧弱な食だったので、胃袋に入った瞬間、染み渡っていくようです。 ビールも美味しかったこと・・・
市場勤めの若者が店員さんで、ちゃきちゃきの京都言葉で話してくれました。
〝無言の行〟だったので、これまた、ありがたいこと・・・
牡蠣やビールも美味しかったのですが、彼らにも癒されました。
19時半位だったのですが、そこは市場。
ラストオーダーの声を聞いて店を出ます。
先斗町から西へ歩いただけなので、それほど駅に近づいていません。
御存知のように、京都は碁盤の目。
縦と横の道しかありません。
斜めの道が無いから、近道って無いんです
阿弥陀くじ状に南へ下ったのですが、どうも調子に乗りすぎて堀川通りに出てしまいました。
目に入った〝大吉〟の看板に緊急避難。
駅前のホテルには、5分も掛からない場所みたいで安心して呑む事1時間半。
やっと、ホテルに到着しました。
地下の浴場で一風呂浴び、コンビニで酒とファブリーズを買い込み寝酒。
ファブリーズは、着替えを買っては見たものの、Tシャツを着るかもしれないし、Gパンも気持ち悪いし、で買ってみましたが、結局、勿体無くて置いて行けず、翌日は、すーーと背中に背負って歩く事になってしまいました。
しかし、この日は、よく歩きました。
天王寺を朝7時頃出てから、夜10時近くにチェックインするまで、座ることはあっても横になることが無いなんて。
おかげで、足がパンパンに張っています。
大原に行くか、太秦・嵯峨野を行くか、迷いながら就寝・・・・zzzzz
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