こんにちは。再現美容師 高溝です。
先日、Ｓ様からメールが入りました。
「ここ１週間くらい前から、爪の白い部分がどんどん下がってきてピンクの部分が狭くなってきています。
爪が浮いてきている感じです」
写真も添付されていました。
Ｓ様は、抗がん剤４回が終了したところ。次のお薬が爪や指先に副作用が出やすいと言われている薬で・・・
なので、不安になってご連絡頂きました。
写真を拝見すると、おそらく副作用で、爪甲剥離が起きてきているよう・・・
爪甲剥離とは・・・爪甲が爪床(そうしょう)から離れて浮き上がった状態。剥離した爪甲は白色ないし黄色に変化します。
爪への副作用の出方も、個人差がありますので、一概には言えませんが、Ｓ様は爪への副作用が出やすいのかもしれません。
これから使う薬の方がもっと副作用が出てしまうかもしれないので、早めにケアだけすることになりました。
ご来店頂いて改めて確認すると・・・右手の薬指と小指が先端から剥離してきています。
アップにするとこんな感じ・・・小指の方がわかりやすいかもしれませんね。
爪ってすこしやっかいなのが、こうやって先端に現れた副作用は実は、２～３ヶ月くらい前の薬の影響なんですよね。
だから、現時点で、この剥離した状態を改善することは難しいのです。
すでに治療が終わっている方だったら、剥離した部分を清潔に保って、保湿をしっかり行い、下からどんどん新しい爪を生やして押し出していけばいい
でもＳ様は、これから、また治療がある・・・
そういう場合も、実はやることは一緒です。
清潔にして、保湿をしっかり行う。今回は甘皮ケアもしましたので、キューティクルオイルの吸収がさらに良くなって保湿効果がアップします。
剥離した部分が白かったり黄色っぽくなったりして、つい隠したくなると思いますが、マニキュアなどはこの場合は止めた方がいいです。
マニキュアで蓋がされてしまうと、緑膿菌の感染をおこし、グリーンネイルになってしまうことがあります。
一度グリーンになった部分は、先端に抜けるまで色は変わりません。見た目にも、さらにひどい状況になってしまいます。
Ｓ様の場合には、この状況で来て頂いたので、アドバイスも出来ました。
酷くなってしまってからでは、爪が伸びるのを待つしかなくなってしまう場合もあります。
気になるころがあればすぐにご連絡下さいね。
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